和菓子まめいち、オンラインショップ始めました。
遠方でなかなか買いにいらっしゃられないお客様にも、まめいちのお菓子やグッズを気軽に楽しんでいただきたく、オンラインショップをオープンいたしました。
お買い求めの方は、下記のオンラインショップよりお願いいたします♪
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今年の宮中歌会始のお題は『夢』です。
夢枕のこちら側の世界では人生という千重波打ち寄せるうねりの道を歩いており、その道は全ての夢を見られるようにできています。ところが人は面白いことに防御するというオマケ付きで産まれてきてしまっているため、この「防御と夢とに振り回されてしまう」という遊びもこの世で体験するようになっているのです。
例えば、「野球選手になりたい!」と思っているのに、心のどこかで、「僕なんて野球選手になんかなれっこないよな」なんて思っていたりすると、その野球選手になんかなれっこないという方の夢が叶ってしまったりするのですね。自分の本当に叶えたい夢を叶える一年にしたい。そう本気で思うまめいちなのであります。
ミガキイチゴジュレをつぶあんで包み、紫芋あんをしぼり千重波をイメージしてみました。
原材料:大手芒 小豆 砂糖 紫芋 ミガキイチゴ 氷餅 米粉 羽二重粉/金箔
夢枕の向こうの世界、夢の中にはふわふわふわと自分の潜在意識の中の夢の元が浮いています。まだ気付いていない夢も大小様々浮いています。この夢は叶えられるよという事で浮いています。無限の空の中にふわりふわり浮いているので 呼び寄せなければこちらにきてくれないという特徴があります。
夢の種類にはいろいろありますが、今回は 「至福」と「歓喜」をご用意いたしました
至福◯ローズヒップジンジャーシナモン柚子酒の錦玉羹
歓喜◯温州みかんオレンジ柚子酒の錦玉羹
至福 原材料:砂糖 米 ローズヒップ ハイビスカス 柚子酒 生姜 レモン 水飴 シナモン 寒天
歓喜 原材料:砂糖 米 温州みかん オレンジ 柚子酒 レモン 寒天
2025年の大寒(だいかん)は、1月20日(月曜日)から2月2日(日曜日)です。 大寒は二十四節気(にじゅうしせっき)の1つで、1年の中で最も寒い季節だと言われています。雪に覆われた凍てついた大地、でもその中では確実に春が育っている。希望の春が育っています。七十二候では「欵冬華(ふきのはなさく)」蕗の薹が出始める頃、という意味です。蕗の薹は雪を押しのけ顔を出します。春が待ち遠しくて、春まだかな?と覗いているようですフキノトウはカルシウム、カリウムが豊富で、栄養満点!フキノトウの香りも栄養のひとつです。
特製ふきみそ入り白餡の道明寺のお餅です寒さ真っ只中ですが、希望の春のにがみをお楽しみください
原材料:大手芒 砂糖 道明寺 ふき 仙台みそ 松の実 金ごま 酒 氷餅 寒天/銀箔
念願のオリジナル手ぬぐいを完成させることができました!はじめて手ぬぐいをデザインすることにチャレンジいたしました。おかげさまで可愛い一枚に仕上がりました♪宮中歌会始のお題に合わせて毎年デザインしていきたいと考えております。今年のお題は『夢』です。
まめいちから「声にすれば夢は叶う」をメッセージに現実の向こうにある夢が、ふわふわと漂っているというイメージでデザインしました。
どの夢を声にして叶えますか?
新年あけましておめでとうございます
美味しい笑顔に会いたくてをモットーに
さらに勢い良く邁進してまいります
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
蛇は脱皮を繰り返し成長するところから「再生や復活」のシンボルとされています。
2025の乙巳年は重ねてきた努力が実を結ぶとされています。希望の年です。とは言いますが、なんとなくなのですが、2025という年は
自分の夢を本気で口にした者にのみ巻きついてくるというように思ってならないのです。
蜷局を巻いて白蛇は「あなたの本気」を待っているイメージでお作りしました。
松の実とクコの実入りのこし餡のこなし製です。
原材料:大手芒 小豆 砂糖 米粉 羽二重粉 オブラートパウダー /銀箔
元日の夜明け方の空のことを「初東雲」といいます。めでたく太陽が昇ってくる空をイメージしてみました。
東雲色をミガキイチゴの羊羹で、空をおかゆと柚子のお酒の錦玉羹で2層仕上げにいたしました。
さあ!わくわくの一年のスタートです!
原材料:ミガキイチゴ 砂糖 米 柚子酒 バルサミコ酢 寒天 水飴 /金箔
伝統的な行事菓子
じっくり丁寧に柔らかく蜜漬けごぼうと白みそ餡を羽二重餅で巻きました。
原材料:大手芒 砂糖 ごぼう 白玉粉 上新粉 片栗粉 黒糖 石野の白みそ
菱葩餅(ひしはなびらもち)通称花びら餅、ごぼうと白みそ餡をお餅で包んだ和菓子。
平安時代、宮中のお正月行事である「歯固めの儀」が起源といわれています
宮中に菓子を納めていた川端道喜が作っていたそうです。
明治時代に裏千家家元十一世玄々斎が初釜で使うことを許可され、新年の菓子として使われるようになり、全国の和菓子屋でも作られるようになりました。
当初はごぼうが2本だったそうです。
「歯固めの儀」とは、お正月の元旦から3日まで、天皇に対して大根、瓜、押し鮎、焼鳥、猪宍、鹿宍などを献上し、長寿を祈る儀式です。天皇は実際に食べることはなく、箸をつけて食べたとみなすのだそうです。
天皇が食べなかったお料理を、菱形のお餅菱花びらにのせて包んで女中さんたちに分け与えていた。。。
元祖は川端道喜の「御菱葩」
裏千家11世玄々斎が宮中に呼ばれ献茶し、正月恩賜の葩餅を御所から持ち帰りました。明治3年東京遷都の後に宮中献茶を記念して、玄々斎から京都の老舗和菓子店「川端道喜」12代目に初釜用の主菓子として『御菱葩』の創作を依頼したとあります。
白みそ餡が、餡というよりソースのようにトロトロなので、黒文字を入れると大変な事になるそう。以前はごぼうが外にはみ出ていましたが、現在はお着物を汚さないようにとの配慮で餅の中におさめられているそうです。
小さな珈琲屋と小さな和菓子屋のお菓子が出来上がりました。
拭き清めたような冬の夜空、ちりばめられた銀河の粒、ご縁や心をつなぐ結ひの宙。小さな和菓子屋と小さな珈琲屋は平和な世界になりますようにひそやかに願い祈るのです。私たちにできることは、作った和菓子と珈琲で笑顔になってもらうこと小さなことかもしれませんが、平和な世界への小さな担い手であると信じているのです。
原材料:大手芒 砂糖 ヘーゼルナッツ カシューナッツ ササニシキの米粉 羽二重粉 卵白 コーンシラップ ゼラチン オブラートパウダー/金箔 銀箔
珈琲の香りは、心地の良い歌声のようついつい誘われて聞き入ってしまう珈琲に秘められた馥郁たる香りにはどんな秘密が隠れているの
だろう、あの香りを想像しただけでもうじっとしてはいられない
珈琲 珈琲 あぁ 珈琲 是非、バッハの『コーヒー・カンタータ』を聴いていただきたい
芦田珈琲まめいちブレンドのアロマをたっぷりと閉じ込めた珈琲羊羹です。中にはさつま芋あん、サワーチェリーと無花果のさわやかな酸味とともにお楽しみください。
原材料:大手芒 砂糖 芦田珈琲まめいちブレンド(コロンビア・ブラジル・グアテマラ) さつま芋 サワーチェリー 無花果 レモン シナモン 白ワイン 寒天
ひとつぶひとつぶ丁寧に選び抜かれた珈琲豆。一杯の珈琲になるには何粒の珈琲豆を使うのだろう?珈琲好きで有名な音楽家ベートーヴェンは、毎回珈琲を淹れるのに60粒数えていたそうです。一粒でも多いと濃すぎる少ないと薄すぎるとこだわっていたそうです。私は濃い目が好きなので80粒は欲しいところです。濃い目の珈琲に合う和菓子に調製いたしました。
酒粕レーズンアーモンドペーストをこし餡で包み、道明寺のお餅で包んでココアをまぶした絶品です。
原材料:北海道大納言小豆 砂糖 道明寺 ココア 酒粕 レーズン アーモンド 日本酒 太白胡麻油(一部に酒精を含む)
二十四節気『大雪』は「たいせつ」と読みます。雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降り積もります。雪の精霊は羽を広げてシンシンシンシンと大空から降りてきます。地上に辿り着き、羽をやすめているのです忙しい師走です。皆様、羽、休めていますか?まめいちで「羽やすめ」してくださいね。
洋梨入りの白ワインカルピス羊羹です。
原材料:大手芒 砂糖 白ワイン カルピス レモン オブラートパウダー ローズマリー 寒天 (一部に酒精を含む)
まめいちには『まめいちブレンド』というオリジナルの珈琲があります。
わたくしまめいちは、珈琲が大好きで、朝は一杯の珈琲で心を整え和菓子づくりをはじめます。お昼に一杯。夜に一杯。そのくらい珈琲が大好きです。まめいちのお菓子に合う珈琲があったらいいなぁ〜と思うのは自然のこと
。誰に焙煎してもらおう?とすぐに芦田珈琲のいくちゃんに焙煎してもらいたい!と思いました。それはなぜかといいますと、いくちゃんは心の焙煎人だからです。お客様のおひとりおひとりに寄り添って、好みの珈琲に仕上げるのはもちろんのこと珈琲豆の選別をするハンドピックの時は一粒一粒その人の事を思って、一粒一粒に話しかけるように向き合います。
世界の珈琲豆の生産者さんのことも思っていて、生産者の方々に利益がちゃんと行くようにフェアトレードの豆を仕入れています。(生産者の方にちゃんと利益が行くように考えているけれど、自分の利益のことはあまり考えていないんですよね。いくちゃんってそういう人。)
珈琲のお母さんみたいなの。
いくちゃんの珈琲には優しい心が含まれていて、珈琲という名の良薬なのです。
まめいちのオリジナル珈琲『まめいちブレンド』をつくる時いくちゃんはこんな思いで焙煎していると話してくれた事がありました「きよちゃんの和菓子のおじゃまにならないコーヒー! きよちゃんの和菓子を 引き立てられるコーヒー! そう思って作り続けています。 きよちゃんの作る和菓子は繊細で優しいのです。 だから、それを絶対、消してはいけない! コーヒーって強い飲み物だから。。
まめいちブレンドを焙煎するときは、きよちゃんのあれこれ、きよちゃんのお母さん、お父さんも脳裏に浮かんで焙煎します。ハンドピックで豆にも触れるからさ、きよちゃんのこと考えてまめいちブレンドを楽しみにしてくださっているまめいちのお客様のことに集中して焙煎しています。」(きよちゃんとはまめいち、きよはしようこのこと)
そんな風に思って焙煎してくださっています。いちいち優しい(´;ω;`)ウッ…
いくちゃんの珈琲とまめいちのお菓子がテーブルに並んでいるおやつの時間を想像してみてください。。。ほらほら、心の栄養になる事間違いなしなのであります。
この度、まめいちでは、お客様のご要望にお応えして『まめいちブレンドのワンドリップコーヒー』を作りました!この作成に当たって、一生懸命焙煎してくれた芦田珈琲のいくちゃん。ワンドリップコーヒーの注文のアレコレを指南してくださった塩釜の自家焙煎珈琲工房WESTの西勝さん。パッケージデザインをしてくださった横手さん。パッケージしてくださったビクトリアコーヒーさん。本当にありがとうございました!!
是非是非、贈り物に。自分へのご褒美に。『まめいちブレンドワンドリップコーヒー』をごひいきにどうぞ〜♪
今月のテーマは親鸞と東北の念仏
仙台市博物館にて特別展が開催中です。
空気の澄んだ秋の夜明け。親鸞聖人が静かに念仏を唱えるイメージでお作りしました。念仏を唱えれば誰でも救われるという信念をつらぬいた生涯、その教えは時代を越えて今を生きる人々の心をほぐしたり軽くしたり、時には道しるべとなっています。
無花果の赤ワイン煮入り餡のこなし製です。
作・佐藤里恵
原材料 大手芒 砂糖 無花果 赤ワイン ササニシキ米粉 羽二重粉 片栗粉
寺院の7割を浄土真宗が占める土地柄の富山県では、親鸞聖人の命日に行われる「報恩講」の法要で、“いとこ煮”と呼ばれる郷土料理を食すそうです。いとこ煮とは、親鸞聖人の好物であった小豆を中心にごぼう、大根、にんじん、里芋など「いとこ」のように近しい根菜類、厚揚げやこんにゃく等の食材を味噌や醤油の味付けで煮る料理。 由来は諸説あり、親鸞聖人の遺徳を偲ぶ「遺徳(いとく)」が訛ったという説も。
そんな信仰と共に大切に守られてきた伝承料理をモチーフに、ドライフルーツを根菜に、焼いたマシュマロを厚揚げに見立て、ほっと秋を感じるキャラメルアーモンドミルクティー味のムース羊羹に小豆の甘納豆と一緒に散りばめました。
是非、来たる11月28日の親鸞聖人の命日に想いを馳せながら、ゆっくりと味わっていただきたいです 。
作・千葉瑞葵
原材料:白あん 紅茶 アーモンドミルク マシュマロ キャラメルシロップ 小豆甘納豆 パイナップル マンゴー パパイヤ 寒天
二十四節気「寒露」とは10月上旬草木に冷たい露が降りるころ。日中は秋晴れで過ごしやすいですがぐっと冷え込み、朝晩の冷え対策をしなければならない季節です。
晴れて雲がない夜、私たちが眠っている間に、地面の熱が宇宙空間に放射される放射冷却で空気中の「露」が冷やされ降りてきます。草木に降りた冷たい露は、凛として清らかです。「露」は「水」である。「水」であるということは、宇宙生命体である。宇宙生命体であるということは、清く澄んだ心を持っているということである。
今月、浄土真宗を学んで、親鸞聖人の言葉を学んで思ったことが「煩悩+水=人」ということです。
まめいち節で語るのなら人の体の60%が水なのだからあとの40%が煩悩ということなのだろう?だとしたら、生きている今、煩悩を消して悟るなど、どうしたって難しい…(寒露の和菓子の説明を書いているのに迷いの道に入り込んでしまっている💦親鸞さーんどうしたらいいですかー💦)縄文時代は争いもなく平和な穏やかな時代であったと聞きます。縄文時代の人々はもっとシンプルに煩悩と向き合っていたのだろう。そんな風に思って羨ましがるのも煩悩の仕業。宇宙生命体である清く澄んだ心を持った露の中をのぞいみてください。シンプルに生きていた縄文時代が見えてきますよ♪と、のぞいてみて欲しいと思う私の湧き上がる気持ちもまた煩悩。南無阿弥陀仏。
渋皮栗と金ごま、白練りごまが入った白餡を黒糖梅酒羊羹でコーティングしました。
原材料 大手芒 砂糖 渋皮栗 白練りごま 金ごま 小豆 黒糖梅酒 藻塩 バタフライピー 寒天 オブラートパウダー 氷餅
秋の実りの楽しみは何と言っても栗!皆さんも楽しみにしてくださっている栗しぼりですが、物価高騰の波は栗にも降りかかり、安定した価格で提供するために何か混ぜるか否か!まめいちの選択!栗100%で絞った栗しぼりを提供したい!!とても高級な価格になってしまいますが心を込めて絞ります。
熊本県産100%の栗しぼり是非お楽しみください。
原材料 熊本県産栗 砂糖 米飴
仙台市博物館で『親鸞と東北の念仏』 特別展が開催されています。親鸞聖人ってどんな人?って思っていたので、早速行ってきました!音声案内のヘッドホン🎧は、博物館に行ったら必須であります!途中お腹が空いたら集中できなくなるので、会場入る前に、カフェモーツァルトテオで腹ごしらえしてからお入りになる事お勧めです!
さてさて、日本人の70%くらいが無宗教であるといわれていますが、無意識の中に宗教的思考があるよな~と思うのです。米粒一粒一粒に神様が宿ってると教わってきましたし、畳を土足で歩くのはどこか気持ちが悪いという風なことを聞いたことがあり、確かにそうだなと思いました。そこで、宗教について親鸞聖人の教えについて知りたくなりましたので4冊の本を同時読みです!!
親鸞(1173~1263)浄土真宗の開祖です。9歳で比叡山に上り20年も激しい修行に励まれましたが、煩悩を消し去り悟るということはほど遠く苦しんでいました。29歳で法然の導きによって阿弥陀様の救い『南無阿弥陀仏』と唱えれば誰でも救われるという念仏の教えにであい親鸞の人生に決定的影響となりました。当時「自力」で苦しい修行をした者だけが救われるという仏教の考え方が主流だったのですが、ちゃぶ台をひっくり返すような大転換の哲学に至ったのです。「他力」の本願。他力本願であります!(自分自身の力や修行によって悟るのではなく、阿弥陀如来の力(本願)によって救済されるのだという教え) 南無とは、身命を捧げて服従しおすがりしますという意味です。南無阿弥陀仏とは、己を捨て阿弥陀仏に全面的に頼りしますということです。南無阿弥陀仏と唱えて必ず救われると信じて生きていく訳ですが、悩みが湧き上がってきたらやはり救いの言葉は欲しいですよね。道しるべになりますから。
〇親鸞聖人ことばのひろば〇
親鸞さーん!〆に入ってますので、ひと言で私たちを救うお言葉よろしくお願いしまーす♪
「まめいちさん、答えはひとつだよ。念仏しなはれ」
親鸞聖人の有難いお言葉を頂戴しようと、どこを読んでも、どこをとっても阿弥陀さまを信じて念仏すれば救われるという事なのです。浄土真宗に二河白道という言葉があります。怒りの火の河と欲の水の河の間に細い白い道があり、険しい道だが信じて歩めば阿弥陀さまのおられる浄土に行けるという比喩です。阿弥陀さまが光明、明るい光なら、私たちの身に降りかかるありとあらゆることを、明るい光プラスに変換していく思考、その方法のひとつとして南無阿弥陀仏なのだとしたら、阿弥陀さまは私たちの心の中にいるということなのだろうか?この世界は心ひとつで、とらえ方ひとつで、いかようにでも変えてゆけるということなのか?
今月のテーマは新札発行!
みなさんはもう新しいお札は手にされましたでしょうか?
今月はお札の顔になった偉人たちにスポットライトを当ててみました。
【津田梅子さんより】
ホウセンカは紫や赤など色とりどりのお花を咲かせる花。秋の季語です。花の盛りが終わり、実が熟すと、ちょっと触っただけで、中のタネは弾け飛び散らばります。子孫をより遠くに、そして広がる様にと、激しく飛びます。
自分自身のことをいつまでも思い煩うまい。事物の永遠の成立ちのなかで、わたしやわたしの仕事などごく些少なものに過ぎないことを学ばねばならない……新しい苗木が芽生えるためには、ひと粒の種子が砕け散らねばならないのだ。わたしと塾についてもそう言えるのではなかろうか。その思いが念頭を去らない。
と言った、津田梅子の理想の花なのではないだろうか。
北海道大納言こしあんのこなし製です。
原材料 北海道大納言 砂糖 大手芒 ササニシキの米粉 羽二重粉 片栗粉 紫芋 /銀箔
二十四節気「白露」は草木に降りた露が白く輝いて見える時季です。日中はまだ暑さを感じるものの朝晩は冷え込むようになると昼と朝晩の寒暖差により大気中の水蒸気が水に変わるため、露が発生します。その白い露はひとつぶひとつぶ意思を持っているかの様にみえるのだから不思議です。あんなに暑かった夏は幻だったのかと思ったりするのもこの頃です。
丸い露寒天と赤えんどう入りのこしあんを道明寺のお餅で包みました。
葛飾北斎さんが甘いもの好きで、大福などのお土産を喜んで食べたというところから豆大福風に作りました。
原材料 北海道小豆 砂糖 道明寺粉 赤えんどう 氷餅 寒天
【北里柴三郎さんより】
雷は夏の季語。稲妻は秋の季語です。夏の雷は、ゴロゴロピカドーン。それに対して秋の稲妻は、雲の中がピカピカ光る現象です。稲が膨らむ頃に稲妻が多いと、その年は豊作と言われています。稲妻と空気が反応して、豊作になる魔法がかかるのですね。みんなの健康の未来を願って稲妻を起こしていたドンネル北里柴三郎さんをイメージした和菓子です。
つぶあんを竹すみ入りの白餡で包み、山形の佐藤屋さんの乃し梅シロップ錦玉羹で稲妻の光を表現しました。
原材料 大手芒 砂糖 北海道小豆 梅 水飴 寒天 /竹炭パウダー 金箔
【渋沢栄一さんより】
中秋の名月旧暦8月の十五夜のお月様。昔は里芋などをお供えして、豊作に感謝して愛でました。まん丸お月様をイメージした芋羊羹です。本来は子芋の芋名月ですが、今回は渋沢栄一さんの好物の大学芋風に芋名月をお作りしました。
原材料 さつまいも さつまいもの甘露煮 砂糖 黒胡麻 しょうゆ 寒天
お客様の携帯電話のカバーが葛飾北斎で気になりましたので、新札の千円札のデザインの葛飾北斎『富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)』のことを調べたり、葛飾北斎の情報を収集しておりました。葛飾北斎という絵師のあくなき探究心に甚く感動し、私もそうありたい!和菓子についてどんどん深掘りしてゆきたい!と思いました。せっかくなのでお札の中の人物にも迫って見ようと調べてみました。
10000円札・渋沢栄一さん「日本近代社会の創造者」日本ではじめての銀行創設、500以上の企業の創設に携わりました。農民の生まれ。尊王攘夷の運動家、江戸幕府の幕臣、明治政府の官僚、財界を牽引する実業家。なんだか凄すぎるので、身近に感じるために、好きな食べ物調べてみました。大学芋と茄子のみそ汁が大好きだったそうです。
5000円札・津田梅子さん「日本女子教育の先駆者」。6歳の時、欧米視察の岩倉使節団に随行して渡米。現在の津田塾大学の設立者。名言に、「高い志と熱意を持ち、少数だけでなく、より多くの人々との共感を持てれば、どんな弱い者でも事を成し遂げることができるでしょう」「環境より学ぶ意思があればいい」熱意を持って指導に当たられた方。晩年に「新しい苗木が芽生えるためには、ひと粒の種子が弾け飛ばねばならないのだ。わたしと塾についてもそう言えるのではないだろうか」と塾が担っている社会的役割に向けて、次世代に引き継がねばならないと聖書を意識した言葉を残しています。
1000円札・北里柴三郎さん「感染症研究者」細菌学の分野で多大な功績を上げ、国内外での伝染病予防と治療に貢献しました。あだ名は「ドンネル」ドイツ語で雷。つまり、雷おやじという意味です。ちょっとしたことにカチンときてドッカーン!早朝、病院に来て窓の桟にほこりがあれば、ドッカーン!清潔を保つように厳しく戒めたといいます。でも、このドッカーンは、細菌学者としてとても重要ですよね。
真っ直ぐな性格で妥協とそんたくを許さず、筋を貫く研究者でした。残した言葉に「偉業をなそうと思うなら、その基礎をしっかり固めなさい」とあります。ドキッとしました。私は和菓子の基礎をしっかりぎっちり固めよう!もっともっと勉強しようと決意しました!
「ぽやぽやしていては偉業を果たせませぬぞ!まめいち君!」
もしかすると新紙幣「最後のお札」になるかもしれません。キャッシュレスが急激に進み、現金を持たない若者も増えています。
新たな通貨が登場するかもしれないそうです。どんな未来が待っているのでしょう。ワクワクします♪
私の貯金箱の中身たち、お金の価値のある内に、なんとかしておいた方がいいのかしら?
今月のテーマは出会い。
幸福切符と寒蝉鳴。二つのお菓子が一つの物語で繋がっています。
原材料:砂糖 静岡の丸玉園さんのレモングラスほうじ茶 ハイビスカス ローズヒップ レモン バタフライピー 水飴 寒天
寒蝉とは立秋に鳴く蝉のことで、ヒグラシやツクツクボウシのことです。
蜩は、夕暮れ時に鳴くので「日暮(ひぐらし)」と呼ばれるようになったそうです。七十二候では8月12日から16日ごろ。日没後の薄暗い時間帯、「カナカナカナ・・」と甲高い鳴き声が辺りに静かに響き少し冷たい風が吹くと、賑わい集う夏が終わるのが寂しいのか、どこかポツンと取り残された気持ちになり、悲しいわけでもないのに悲しい寂しい気持ちになるのです。
日もとっぷりと暮れて、辺りが深い藍色に染まると向こうの空からやって来るのが、宮沢賢治の列車『銀河鉄道』どこからともなく「銀河ステーション。銀河ステーション。」と鉄道のアナウンスが聞こえてきて、不思議なのですが、気がつくともう乗っているのです。この銀河鉄道に乗車するのに必要なのが、切符。
そう『幸福切符』!実は既にみんなひとり1枚持っている切符です。あなたも持っているのです。気がついていないだけなのです。目に見える幸せは一瞬で、本当の幸せは、自分の中の宇宙に小さく小さくそれは小さく光っているといいます。幸せはひとりひとり違くて、自分が思っていたのと違うこともあるといいます。
どういうことなのでしょう。銀河鉄道の旅は始まったばかりです。一緒に楽しもうではありませんか!
原材料:大手芒 砂糖 ピスタチオ オレンジピール ホワイトチョコ 寒梅粉 ササニシキ米粉 羽二重粉 オブラートパウダー/金箔
私が言うんだからホントだよ!一口食べれば目ん玉ひっくり返るうんまい餅だよ!そしてなんてったて、この餅食べれば長生きできちゃうんだからいい事だらけだ!おひとついかがすかー!」オイラ、剣を振りかざすより、団子屋の方が性に合ってるのかもしれねーな♪
松の実入りこし餡を外郎でつつみ、仙台みそ特製だれをぬってこんがりと焼きました。
【原材料】:北海道小豆 砂糖 仙台みそ 松の実 くるみ 金ごま 上新粉 白玉粉 葛粉 酒 みりん/竹の皮
古代ローマ時代のお話。まめいち物語はじまりまじまり~時は161年。マルクス・アウレリウス・アントニヌス第16代ローマ皇帝の時代。マーメルクスという野心家の料理人がいました。マーメルクスはいつものように…物語の続きはまたいつかどこかで♪
びぃいなすふぁむ大森さんの心のこもった美味しいじゃがいも 桃 パセリ ピスタチオの錦玉羹です。
古代ローマ人の食事にはブラックペッパーは必須という情報をもとにブラックペッパーと相性の良い食材で皇帝の勲章をイメージして作りました。
【原材料】:桃 大手芒 砂糖 じゃがいも パセリ ピスタチオ 水飴 ブラックペッパー はちみつ 寒天
6月30日Dearにっぽんに出演させていただいて、放送をご覧くださった方々が全国からまめいちを訪れてくださり、本当にうれしい出会いがたくさんありました。今でもその出会いは続いていて、うれしくてうれしくて。不思議なのですが、初めてお会いするのに、初めてではない感覚が細胞のミクロの世界でピーンって弾けます。私の内なるところの何がそう感じるのだろう。前世、前々前世ということなのでしょうか
私は恐竜だった時代、縄文時代、古代ローマ時代、朝鮮王朝時代、侍の時代とあったように思うので(笑)どの時代でお会いしていたのでしょうか?
私がお侍さんだった時のお話です。お付き合いくださいませ♪
まめいち物語はじまりまじまり~
時は1680年第5代将軍徳川綱吉の時代。生類憐みの令で有名ですね。悪法と言われていますが、犬や猫の殺生禁止のみではなく、鳥や魚、鰻、どじょうの売買も禁止したため、庶民の生活は一変しました。剣の道を極めようとしている侍、豆之助という男がおりました。ある日のこと、豆之助は元気になるために鰻を食べました。ところが食べたという罪で役人に追いかけられます。豆之助は捕まりたくないと必死になって逃げます。走って走って走って竹林を抜けようとしたその時、追いつかれてしまい、背中からバッサリと切られ倒れて、意識が遠のいて行きます。「あぁわたしの人生はこれで終わりなのか…」涙がツーっと流れ、目を瞑りました。そこに、たまたま通りかかった親子が豆之助を見つけ「お侍さんお侍さん大丈夫ですか」「これを食べれば元気になりますよ」と、竹の皮に包まれたお餅を豆之助に食べさせました。なんと美味しい餅なのだ!と、目が覚め、みるみるうちに元気になりました。「お侍さん!着物だけ切られたみたいですね。良かったですね。」
それはさて置き、豆之助は自分を助けてくれた親子に感謝し、命を救ってくれたお餅にも感謝して、 その餅に「長命餅」と名前をつけて商いをし、助けてくれた親子と仲良く長生きしたそうな。
めでたしめでたし
雨がテーマの作品が生まれました。
歌川広重の浮世絵。東海道五拾三次 庄野 「白雨」。突然の雨に旅人たちは坂道を走り出します。
白雨とは、薄い雲から激しい雨のため、あたりは真っ白に見え、まだ茹でていないそうめんが降ってきているように、その細い線までしっかりと見え、薄くさす太陽の光で、はじける雨の粒まで見えてしまう雨のこと。
赤えんどう入りこし餡のこなし製です。真っ直ぐな竹串と爪楊枝で雨を表現しました。
原材料:大手芒 砂糖 北海道大納言とよみ 赤えんどう ササニシキ米粉 羽二重粉 片栗粉
七十二候の三十五候。梅雨明けの猛暑のはじまり。雨でしっかりと湿った大地は、ぐんぐんと勢い良く何かが育とうとしている気配。そういえば「芒種」でわたしは「勇気」を植えたんだ。
黒糖の外郎に柔らかいつぶあんの羊羹をのせて、かいわれ大根で芽生えた様子をイメージしました。
原材料:黒糖 砂糖 北海道大納言とよみ 上用粉 葛粉 寒天 かいわれ大根
歌川広重の浮世絵「大はしあたけの夕立」…隅田川にかかる大橋、構図の妙と繊細な雨の描写が素晴らしいと評価され、あのゴッホもリスペクトし模写していることでも知られている作品です。
黒雨とは 突然黒い雲がもくもくと現れ、空が一気に黒くなりバケツをひっくり返した様な大雨。夏にときおり降る雨のことです。
この浮世絵にはビリー・ジョエル「Falling of the Rain」なんかどうかしら?
黒ごまとレモンの錦玉羹です。
原材料:大手芒 砂糖 黒ねり胡麻 レモン バタフライピー 寒天
瑞雲餅とは仙台上空に現れる雲のこと。なんて言ったってその雲には、仙台の繫栄を喜ばしく眺める伊達政宗公の魂が乗雲しておりますので(笑)「今日も皆、健やかでおるかの~困りごとはないかの~?」by.政宗
ずんだ餡入りの求肥のお餅です。
原材料:枝豆 大手芒 砂糖 白玉粉 片栗粉 藻塩
大地が潤い、植物たちが喜びます。人の中にあるチリやホコリも洗い流し、沸騰寸前の心の炎も鎮めてくれます。古の人々も『雨』を大切に思い、感謝の表れとして、『雨』には美しい言葉がたくさんあります。
青時雨あおしぐれ…木々の青葉からしたたり落ちる水滴を時雨に見立てた言葉
甘雨かんう…しとしとと植物に優しい春の雨
慈雨じう…恵みの雨
洒涙雨さいるいう…7月7日七夕に降る雨のこと。彦星と織姫の会えない悲しみの涙の雨
袖笠雨そでがさあめ…袖を笠にしてしのげるほどの小雨
涼雨りょうう…涼しさが感じられる夏の雨
村雨むらさめ…ざあっと降ってすぐにやむ雨
月時雨つきしぐれ…月明かりの夜に通り過ぎていく時雨
白雨はくう…夕立、にわかに降りやむ雨。俳句の世界では、「ゆうだち」と読むことも
『白雨』というと思い出されるのが、歌川広重の作品
東海道五拾三次 庄野 白雨
「白雨」とは、夕立やにわか雨のことです。歌川広重の浮世絵「白雨」は突然の風を伴った激しい雨に、坂道を往来する人々を生き生きと描写した図ですが、、、なんとなくですね。。。「うわっ!雨だ!降ってきた降ってきた!」絵の中から声が聞こえてきまして、そんなに大変って感じでもなく、むしろ楽しんでいるようにさえ思えてきまして、そしてこの絵が動き出してきましてね、雨宿りできるだんご屋さんに逃げ込んで「あーやれやれ降られちまったなーハハハ すぐにやむさ 豆大福でも食うか。」 なんて。。。そうすると、この絵に音楽をつけたくなりまして♪
ショパン「雨だれ」でもないなあ…ドビュッシー「雨の庭」でもない…ん―――なんだろう?クラッシック?ジャズ?ボサノヴァ?ん―――
ニール・セダカの「雨に微笑みを・Laughter In The Rain」 いいんじゃないかしら♪
みなさんだったらこの浮世絵にどんな雨の曲をつけますか♪
あなたは6月の和菓子を食べる行事をいくつ知っていますか?
6月6日から6月20日頃を芒種と呼びます。芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)といいます。苗を植える手は美しく、何か希望に満ちています。あなたは何を植えますか?私は勇気という苗を植えようと思います。何かを植える手の形を表現してみました。
松の実、クコの実、ひまわりの種、かぼちゃの種、ブルーベリーを練り込んだこし餡入りのこなし製です。
原材料:大手芒 砂糖 小豆 松の実 クコの実 ひまわりの種 かぼちゃの種 ブルーベリー ササニシキ 米粉 羽二重粉 バタフライピー オブラートパウダー タイム(花言葉:勇気)
和菓子の日の行事菓子がないのなら作りましょう!ということで、まめいちが考案しました。平安時代、16個の餅や菓子をお供えするところからはじまった行事。江戸時代は「1」+「6」で7つの菓子、七嘉祥に姿を変えました。令和の時代は、7つの食材を1つの菓子に込めまして、現代人に合うように栄養たっぷり調整いたしました。
腸の調子を整える味噌、疲労回復のクエン酸の梅干し、食物繊維やタンパク質ビタミン、鉄分と栄養バランスの優れた小豆、粘膜の健康維持のためのβ-カロテン豊富な大葉、良質な脂質と旨みが濃厚な金ごま、ビタミン・ミネラル・アミノ酸豊富なかつお節と免疫力強化の青のりをまぶしました。
「一個食べれば 元気になる 元気餅!」
原材料:大手芒 砂糖 大納言かのこ豆 道明寺 仙台みそ 大葉 かつお節 梅 金ごま 青のり
1997年にすでに和菓子の日の行事菓子が存在していた!大阪府生菓子青年クラブより誕生し、現在も大阪難波神社にて献菓式も行われ盛り上がっています!大阪の絹屋さんのzoomの和菓子教室に参加して、まめいちもこの『笑わず餅』作りに挑戦してみました。
16種類の自然素材を焼酎漬けにしたエキスと黒糖を練り込んだぷりぷりの蓮粉のお餅です
「笑わず餅 食うて美味しくて 笑わせ餅」
原材料:蓮粉 黒糖 砂糖 小豆 寒天 自然素材(ハトムギ みかんの皮 チョウジの花 山芋 クコの実 クコの葉 棗の果皮 カンゾウ 菊花 紅花 ビワの葉 サンザシの果実 蓮の葉 プーアル茶 蓬 あずき)
一年のちょうど半分にあたるこの日 。半年生きてきて犯してきた罪や穢れを祓い、年末大晦日までまた元気に明るく過ごせるように身を清める行事です。日本神話のスサノオノミコトに由来する風習で、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪をくぐる、茅の輪くぐりが執り行われます。
その行事菓子が「水無月」三角の形は氷に見立て、小豆には邪気を祓うという意味が込められています。
原材料:小麦粉 砂糖 小豆 上用粉 浮き粉
『和菓子の日』とは全国和菓子協会によって昭和54年に制定された和菓子を食べる日です。元をたどると平安時代までさかのぼります。平安時代848年仁明天皇の時代。夏のこと、疫病が蔓延してしまい何とかしなければと、ご神託を受け「16」という数字を賜りました。そこで6月16日に神前に、餅や菓子を16個供え、疫病を除け健康招福を祈誓し、その時元号を「承和」から「嘉祥(かしょう:めでたいしるしという意味)」と改元しました。するとぴったりと疫病が納まりましたので、嘉祥の儀として毎年恒例の祈願祭となりました。
鎌倉時代は、宋の嘉定銭16文で食べ物をそろえ御膳に供える行事がありました。
室町時代武家の間では、楊弓で負けた人が勝った人に嘉定銭16文で食べ物を買ってもてなす風習がありました。
江戸時代は将軍自ら菓子を大名へ下すという儀式的な形で、視覚的にそれぞれの立場を再認識する場として重要な一日となりました。このころになると「1」+「6」=7ということで、七嘉祥として菓子が売られるようになりました。少しずつ形を変えながら和菓子が主役の大切な行事があったわけですが、明治時代になりますと洋菓子の普及もあり徐々に薄れていき次第になくなってしまいました。
なぜなくなってしまったのか!きっと決まった行事菓子がないからではないか!
という結論に至ったまめいちは2年前から6月16日に食べる『元気餅』という菓子を開発し行事菓子として作っています。今年も『元気餅』を作ろうと和菓子の日について調べていましたら、なななんと‼大阪では27年も前から『笑わず餅』という和菓子の日の行事菓子があるという事実を知りました。
このお菓子を食べたいと思い、菓心庵絹屋さんに問い合わせたところ、和菓子の日が近くならないと作らないということでがっかりしていましたら、「笑わず餅の講習会があってZOOMで参加もできますよ」と教えていただき、参加することにしました。
蓮粉のぷりんぷりんの食感、波照間産の風味豊かな黒糖に自然素材(ハトムギ、みかんの皮、チョウジの花、山芋、クコの実、クコの葉、棗の果皮、カンゾウ、菊花、紅花、ビワの葉、サンザシの果実、蓮の葉、プーアル茶、蓬、あずき)を芋焼酎に漬けたエキスを加えて栄養と華やかな香りが広がります。まめいちも笑わず餅作りに挑戦いたしました!美味しくできましたので、福が逃げないように笑わずにお召し上がりください♪
秋保温泉へ行こう!♨
仙台の奥座敷、秋保に星野リゾートの温泉旅館、界 秋保がオープンしましたよ!
山光水色 山や川の自然の美。穏やかな静けさに心をゆるす。青い時間は、まだ星のある朝にあります。少し早起きをして「青」を感じるのも良いかもしれません。
美人さんのおやつのパッケージからイメージしたお菓子です。心地良い眠りにもつけるような柔らかいフォルムにしました。
無花果と胡桃、炊き込んだつぶ餡をきなこでつつみこなしでくるみました。
原材料:北海道小豆 砂糖 大手芒 無花果 くるみ きなこ 甜菜糖 ササニシキの米粉 羽二重粉 藻塩/金箔銀箔
5月の満月をフラワームーンと言います。草木や花が鮮やかに色づき、生き生きと上へ上へと成長するところから、成長や人と人との繋がりと豊かさをもたらしてくれる満月と言われています。
ピンクグレープフルーツとローズヒップ、ハイビスカスの甘酸っぱい錦玉羹です。
「界 秋保」のロゴマークからイメージしました。温泉につかり、満月を愛でるのもいいですね♪
原材料:ピンクグレープフルーツ 砂糖 ハイビスカス ローズヒップ グリーンレーズン 大手芒 寒天
本わらび粉100%の贅沢なお菓子です。極上のぶるんぶるんとした弾力とやわらかさ。そして、しっとりしたこしあんとほろ苦い特選きなこのハーモニーをお楽しみください。
原材料:北海道小豆 砂糖 本わらび粉 特選きなこ
端午の節句祝菓子。柏の葉は新しい葉が生えてこないと古い葉は落ちないことから、子孫繫栄の菓子として喜ばれております。
小豆のこし餡と白みそ餡の2種類ご用意しております。
原材料:【こしあん】北海道小豆 砂糖 上新粉 もち米 白玉粉/国産柏の葉
【みそあん】京都石野の白みそ 大手芒 砂糖 上新粉 もち米 白玉粉/国産柏の葉
『界 秋保』 の温泉で日常の疲れを癒しに、是非是非是非とも泊まりに行っていただきたいのです!なぜこんなにもおすすめするかと言いますと… それはですね…
昨年の6月のこと、まめいちにあるメールが届きました。そのメールの内容は、来春開業予定の『界 秋保』での「美人さんのおやつ」の提供販売のご相談でありました。
えーーーーーーーー!ほんとーーーーーー!きゃーーーーーーー!すごーーーーーーーーーい!
いやいやちょっと待て!!そんな数の大きなお仕事、美人さんのおやつの生産能力は今のまめいちにあるのか!チャレンジしたい気持ちは溢れるくらいにあるが、簡単にお引き受けできることでもない(汗)
スタッフに相談すると、想像するとワクワクしかしない!絶対にお引き受けするべきである!という言葉に背中を押され、お話を聞いてから考えみることにしようと、ご担当者さんにお会いしてみることにしました。
ご担当の方々にお会いしてお話を聞いているうちに、リゾートの運営という仕事への愛と情熱を感じ、この方たちと一緒にお仕事がしたい!!!と、私の気持ちはかたまりました!
「やる!」と決めたはいいものの、一体全体どーしましょーーーーーーー!
まずはお土産のパッケージづくりということで、考えてみましたが、自分のアイディアの乏しさに、悲しくなりました((笑))頭を抱えていると、スタッフが「パッケージのデザイン会社でSMASHさんって、ほのかさんとかザルツさんとかのパッケージをデザインされてて素敵ですよ」と教えてくれました。
パッケージを一緒に考えてくれるプロにお願いする。それはまめいちにとって新しいチャレンジです!SMASHさんとの打ち合わせがスタートし、いろんなアイディアが温泉のように湧き出る湧き出る!餅は餅屋、パッケージはパッケージ屋‼なのだー!!
お部屋の大きな窓からの眺めをイメージした心のこもったひと箱になりました!
パッケージのテーマは「星の降りそそぐ山々にかこまれた秋保」
是非とも『界 秋保』でお待ちしております。