toggle
2024-03-06

ひと月の和菓子 【2024弥生】

 

image_123650291 (5)

 

私には夢がある!

3Ⅾ8K茶室のある和菓子の国を作って和菓子の楽しさや魅力を伝えたい。

和菓子は人生をも豊かにするという事を伝えたい。

和菓子からはじまる日本の伝統文化の広がりも伝えて行きたい。

 

 

image_123650291 (9)

 

服わぬ者(まつろわぬもの)

自然のもつ本質的な姿未だ服にならざるものたち。後ろ戸の神「翁」に重ね舞台を生み出す。

刻み桜の葉とホワイトチョコと玄米あんのハーモニーのこなし製です

原材料:大手芒 砂糖 玄米粉 ホワイトチョコ 桜の葉 片栗粉

 

 

image_123650291 (8)

Assemblage(アッサンブラージュ)

 

アッサンブラージュとは、組み合わせるということ。上手く組み合わさることによって誰も知らなかった世界が見えるのです。

菜の花と筍の上用饅頭に酒粕をあしらって蒸しました。

原材料:大和芋 小豆 菜の花 筍 砂糖 上新粉 デコポン ウコギ

 

 

image_123650291 (6)

 

natural(ナチュラル)

ナチュラルとは、地球の声に耳を傾けることそしてそれを受け入れること。

美味しいキウイが手に入ったのでシャルトリューズを少し入れてキウイの錦玉羹を作りました。

原材料:キウイ 砂糖 薬草酒シャルトリューズ 水飴 寒天

 

 

image_123650291 (7)

 

佐保姫の袂

日本の春を司る女神。霞の衣を織り、柳の糸を染め花を咲かせる女神。

柔らかいつぶあんの蓬餅です。

原材料:北海道小豆 砂糖 白玉粉 蔵王蓬 片栗粉

 

 

image_123650291 (10)

 

大島桜の桜餅

大島桜は3月から4月、5弁の白い花をつけ淡い甘い香りがします。染井吉野などの多くの園芸品種を生み出した桜です。このさくらの葉っぱを塩漬けにしておいしい桜餅を作ることができます。塩漬けにした葉の独特な香りはクマリンという成分で脳も体も癒される効果があるのだそうです。

六つ割道明寺のなめらかさと、すっきりとしたこし餡、桜の葉の塩味と共にお楽しみください。

原材料:小豆 道明寺 砂糖 大島桜の葉

 

 

富山で感じてきたこと

夢を叶えるためには、その道で成功されている方からお話を聞いたり見たりする事で、より夢へグッと近づくという事なので、富山へ研修旅行へ行ってきました。おふたりの女性起業家、青山紀子さん相澤めぐみさんとまめいちのコンサルタント浅木哲弥さんでの4人旅。

 

Healthian-wood 立山のヘルジアン・ウッド

社長の有難いお話をお伺いしてきました 。ここは、和と洋のハーブ の香りを感じながら、食、宿泊、スパとで、心とカラダが求める本来の姿に気がつかせてくれるところでした 。美味しいお料理とハーブのドリンクとのペアリングは驚きの連続。キウイと蕗の薹のノンアルコールカクテルが忘れられません。社長の研ぎ澄まされたバランス感覚に私の心はキラキラしました。

ひとつひとつ丁寧に、自然の声、宇宙の声に耳を傾けながら応えていく大切さを学びました。

 

株式会社白岩

リシャール・ジョフロワ。ドンペリニヨンの5代目醸造最高責任者28年にわたって伝説のメゾンを率いた。そして、彼は日本酒の物語に新たな一章を刻もうとしている。白岩は自らの蔵で伝統的な酒造りを行うと同時に、アッサンブラージュという新たな手法を用いる。

株式会社白岩の小杉さんに丁寧にご案内いただきました 。一歩蔵の中に入ると、もう芳醇な香りに包まれトロンとしてくる。 隈研吾さんの建築スッキリとしたでも、とことんこだわり抜いた建物。そして、隅々まできれい 試飲させていただき、あまりの美味しさに、和菓子とペアリングしたくなり、ついついIWA5を2本購入してしまいました。 IWA5は フルーティーな中にとろみと心地良い酸味。お洒落なお料理に合う日本酒。凄いオススメです。

社長の想いを情熱を持って伝える小杉さんという人がいることが心にしみました。

 

高松太一郎氏アトリエ

フランスの高級ファッションブランド「ディオール」のパリのアトリエで、オートクチュールを仕立てていた高松太一郎さんのアトリエにお邪魔してきました 。太一郎さんとってもやーさしーい穏やかなオーラで出迎えてくださいました。パリコレとかのお仕立てもされていて凄いお方。これがいいという価値観は本当にそうなのかという思いがあったそうで、その中、日本古来の素材との出会いがあり、作品を産み出されておられるそうです。太一郎さんの作品に触れてみると、着ているのに着ていない 脱いだのに脱いでいない。なんだろう、天女の羽衣か。今までにない経験をしました。

私もいつか和菓子作家服を作ってもらおう。

 

松井機業

450年続く城端絹を、唯一受け継ぐ機屋の代表松井紀子さんに会いに行ってきました。絹への愛がひしひしと伝わって来て、お話を伺いながら涙が止まらなくなってしまいました。お蚕さまの命とひきかえにいただいている絹糸を大切に、一本たりと無駄のないように大切にとおっしゃっていたのがグッときました。ふと、自分の菓子づくりに置き換えて、大地の恵みに感謝する事をハッとさせられました。

私もいつか和菓子作家服を松井さんの絹で太一さんに作ってもらおう。

 

関連記事
Comment





Comment