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2023-12-08

ひと月の和菓子【2023 師走】

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わくわくのクリスマス☆彡そして

わくわくの正月事始め

クリスマスがわくわくするのはわかるけど正月事始めっていったいなあに?

ではでは、正月事始めの謎に迫ってみましょう~。

 

ゆく年の感謝餅

2023年最後の日までカウントダウンがはじまりました。今年はどんな一年だったでしょうか。あんなこと、こんなこと、あったでしょうか。

全ての経験が血となり肉となり、やがて力となるでしょう。どんなことも、なかなかひとっ飛びというわけにはいきません。

うさぎさんのようにぴょんぴょんとなだらかに段階を踏んで、進んでこられた一年だったでしょうか。ゆっくりだけれども見える景色は変わってきている。それがうさぎ年なのかもなどと思ったりして…。

とても楽しい一年でした。感謝の気持ちをたっぷりと込めました。

北海道小豆のこしあん入りの道明寺のお餅。うさぎさんの大好物の人参と縁起の良い南天の葉を飾りで一年を締めくくります。

原材料:北海道小豆 砂糖 人参 氷餅 /南天の葉

 

 非時香菓 ときじくのかぐのこのみ

お正月飾りの鏡餅の上にのっている果物は、みかんだとずっと思っていましたが、橙(だいだい)という果実だそうで、みかんは橙の代用なのだそうです。

橙の実のなる特性が、熟した果実をつけたまま、次の新しい果実を実らせるということで、子孫が代々繫栄する縁起の良い果実として用いられています。

なぜ一番のメインである、神様が鎮座される鏡餅の、スポットライトをあびるど真ん中に、橙が乗っているのだろうか。

我らの菓祖神・田道間守が常世の国からの持ち帰った不老長寿の実【非時香菓】を思っていました。橙の代用でみかんなら、非時香菓の代用で橙だったりしてなんて妄想してしまいます。

まめいち特製非時香菓果汁と黒糖の二層の羊羹に仕上げました。

原材料:温州みかん 柚子 檸檬 オレンジ 黒糖 砂糖 北海道小豆 寒天 ゆきのした

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鎮座のカシス

神様に極上の座り心地を体験していただきたく。高反発かつふわふわに仕上げました。お召し上がりいただくとあまりの心地よさに長居してしまうお椅子をご用意させていただきました。

カクテル チンザノ・カシスの酒言葉は【難問にも円満の方向へ向かう挑戦者】わたくしまめいち、この言葉を吞み込みたい!常に挑戦者でありたいという思いを込めて作りました。

イタリアのお酒チンザノベルモットとフランスのお酒クレームドカシスの羊羹にほんのりと柚子の酸味の淡雪でちょっと大人な羊羹に仕上げました。

お子様には内緒でお召し上がりください。

原材料:チンザノベルモット クレームドカシス カシスピューレ 卵白 柚子 砂糖 大手芒 寒天 水あめ /金箔

 

くる年への蟠龍

ぴょんぴょんと力を蓄えましたうさぎ年。来年はその蓄えた力を発揮する年です。やってくる辰年の龍の背中に乗る必要があるのですが、なんてったって通常速度が100キロ。本気を出せば時速21万5000マイル!宇宙船最大速度よりちょっと早いくらいです。

乗り降りの際にスピード落としてくれても、せいぜい60キロ。そんなスピードで飛んでいる乗り物に乗れるわけがありませんから、来年に向けてスタンバイしている龍の背中にもう乗っておいた方がいいんじゃないかって話!

かしこいぞ!まめいち!

来年の辰年に向けてスタンバイOK!ドアップした龍神様を模様に、クコの実と松の実入り白あんのこなし製です。

原材料:大手芒 砂糖 クコの実 松の実 ササニシキの米粉

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お正月に向けて

お正月事始めって、お正月気分でまったりしていいよってことですか~(*´▽`*)♡

おいおいまめいちさん!いやいや違いますよ!

「正月事始め(しょうがつことはじめ)」は、元々は旧暦12月8日でした。

 

江戸時代に入ると、12月13日に変わっていき今に至っています。

この日は、「鬼宿日―きしゅくびー」といって、とても運気の良い大吉日なのです。

 

昔からお正月の準備を始める日として、おせち料理を作るための薪や、門松に使う松を山に取りに行っていました。

それから、一年間にたまった家の中の汚れを落とす「煤払い・すすはらい」を行い、年神様をお迎えする準備も始めていきます。

(地域によっては今でも12月8日を正月事始めとしているところもあるそうです。)

現代、年末に行われる大掃除の由来となっている「煤払い」ですが、歴史は古く、平安時代の宮中行事だったといわれています。

 

なんと!その「煤払い」平安時代の法律についてまとめた書物『延喜式―えんぎしきー』に、どのような手順で行うのか詳しく書かれているのだそうです(゚д゚)!

ただ単に掃除をするというのではなく、厄払いの意味が強く込められた儀式だったということです。

大掃除の本当の役割は、「一年間の厄を祓い除け、清らかになった家に門松や鏡餅など縁起物を用意して年神様を迎える準備をする」ということなのです。

 

正月飾りはいつから飾って良いのですか?(*´▽`*)?

 

12月13日の正月事始めから飾り始めるとされていますが、現代ではクリスマスツリーなどが飾られているのでクリスマスが終わった26日から28日に飾るというお宅も多いようです。

正月飾りを飾る日には、NGデーもあるので要注意です!

 

  • 12月29日:2と9で、二重の苦しみと考えられており、縁起が悪いとされています(肉の日でもありますので考えようだとは思いますが、人というのは悪い考えに引っ張られがちなので、致し方ありません)
  • 12月30日:旧暦では大晦日に当たるため、一夜飾りとなり、年神様に失礼に当たるためNGです
  • 12月31日:現代の大晦日に当たるため、一夜飾りとなり、これもまた年神様に失礼にあたるためNGです

 

正月飾りを飾るのにうってつけな『ラッキーデー』もあります。それは、末広がりを意味する「八」のつく日、28日です。縁起が良いとされています。

 

正月飾りっていろいろあるけど、鏡餅って飾った方がいいのですか?(*´▽`*)?

まめいちさん(激おこぷんぷん丸<`ヘ´>!!!) 正月飾りを飾る理由を教えますよ!

  • 門松は、神様に来てもらうための目印です。
  • しめ飾りは、煤払いをし、神聖な場所ですよと、神様へ伝えるアイテムです。
  • 鏡餅は、我が家にやってきてくださった神様の居場所です。

鏡餅がなかったら、せっかくお越し下さった神様が、座るところがなくて早々にお帰りになってしまいます。

ゆっくりと寛いでいただくための依り代なのです♡大切ですから飾ってくださいね♪

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