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2019-08-05

ひと月の和菓子【2019 葉月】

20190802

今月のテーマは「万葉集」。

奈良時代に食されていた万葉集にゆかりある食材をピックアップ。暑い夏を乗り切るための和菓子達です。

 

甘甜酒 あまのたむざけ

「日本書紀」には酒作りの神様 木花咲耶姫が天甜酒を造ったという神話があります。万葉集5 巻・貧窮問答歌の冒頭、山上憶良の和歌に登場する糟湯酒(かすゆさけ)。奈良時代にはすでに馴染みの飲み物でした。

ほんのりと生姜とはちみつを利かせた甘酒寒天。

原材料:甘酒(米・こうじ菌)砂糖 はちみつ 新生姜 寒天 水飴

 

天平浪漫 てんぴょうロマン

万葉集18 巻4097 大伴家持の和歌に大仏の塗金に必要なわが国最初の黄金が陸奥の国から献上されたと喜びの歌が詠まれています。国の皆が幸せに暮らせるようにと願って「奈良の大仏さま」はつくられました。

万葉の時代を象徴する4色(紫・青丹・黄土・茜)のこなし生地で、ナツメと蘇入り白あんとつぶあんの合わせ餡を幸せを願いながら包み込みました。

原材料:大手芒 北海道小豆 砂糖 牛乳 ナツメ 薄力粉 上用粉 金箔

 

言玉 ことだま

古代日本では、言葉には魂が宿っていると信じられていました。万葉集にも「言霊の幸ある国」と山上憶良が詠んでいます。

コロコロと言玉コハク寒天入りこしあんの藻塩羊羹です。

原材料:北海道小豆 砂糖 藻塩 寒天 水飴 金箔

20190801

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