仙台市博物館リニューアルオープンのお祝い菓子を作りました。
仙遊観の眺
良い夢が見たいというのは昔も今も変わりません。松竹梅鶴亀模様夜着を纏って眠りにつけば、誰でも行けるめでたいところ。政宗公がこの地を仙台とした謂れは、漢の文帝が建造した壮大な宮殿の素晴らしさを讃え、中国の伝説の宮殿になぞらえて詠んだ詩から命名したと言われています。鳳凰の背に乗って夢の中を飛んで行くと見えてくる、龍に守られた都・仙遊観をイメージしてみました。
鉄分補給のプルーン入りこし餡のこなし製です。
原材料:北海道小豆 大手芒 砂糖 ササニシキの米粉 羽二重粉 プルーン /金箔
春爛漫
秀吉主催の吉野山の花見に招かれた政宗公が詠んだ歌『たきのうへのはなよしの山 たきつながれにはなちれば いせきにかかる 浪ぞたちそふ』 吉野山の滝の流れに花がたくさん散ると、流されてきた花びらが積もって居堰はまるで白波がたっているよう
これから満開を迎える桜と、散りゆく桜をイメージした贅沢な菓子。
青えんどう豆入り桜餡の上用饅頭です。
原材料:大手芒 砂糖 つくね芋 上用粉 青えんどう豆 桜の花 桜の葉/銀箔
瑞の宙 zui-no-sora
瑞々しく美しい宙から天子の現われる兆しあり。ほどなく鳳凰も、あの桐の木にやってきますよ。さあ楽しみですねえ。伊達政宗公の母・義姫。義姫はなかなか子宝に恵まれず藁にもすがる思いで出羽三山の湯殿山にて子宝祈願。祈願をした長海上人の眼に映った瑞の宙を表現しました。
伊達カラーの紫色の宙はハーブバタフライピーにレモンを絞って錦玉羹に、そして揺るぎのない繫栄の土台を黒胡麻羊羹で、2層のハーモニーをお楽しみください
原材料:大手芒 黒胡麻 砂糖 レモン バタフライピー 寒天 /金箔
伊達なもてなし
美食家政宗公「少しも又、料理心のなきは、拙き心なり」と言うほどに「食」に対する強いこだわりがありました。人をもてなすに、皿数が多いのは無用で、名物や珍味よりも、亭主自ら料理して盛ることが最大のご馳走であると言っています。政宗公は、仙台城築城する際、「御塩噌蔵」という味噌工場を建てました。政宗公プロデュースのお味噌ということですね。政宗公だったらどんなおもてなしの菓子を作るだろうと想像して作りました。
仙台みそ特製あんのくるみ餅です。
原材料:大手芒 砂糖 上用粉 餅粉 葛粉 仙台みそ 胡桃 金胡麻 酒粕 日本酒 片栗粉 木の芽
こりゃめでたい!
改装工事のためお休みされていた仙台市博物館が4月2日よりリニューアルオープン!テーマは「福で笑おう」
仙台市博物館は仙台城三の丸跡地にあり、伊達家から寄贈された文化財の保管と展示、研究のために開館した博物館です。国宝の支倉常長像、重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織など仙台藩の美術工芸資料など約9万点が収蔵されています。政宗公創造の仙台。仙台の歴史を肌で感じ、受け継がれた美を感じ取ることができます。
大切な資料を、大切に大切に保管できるようにと、博物館の心臓部の空調設備の一新、照明が作品に優しくなったという事と、見に来てくださる方に鮮明に感じ取っていただけるようにと、展示ケース全てに高透過ガラスを導入しています。カフェレストランやミュージアムショップも一新しているので楽しみですね☆彡
今回展示の目玉は仙台藩の美術工芸品、仙台城二の丸松の間のものと伝わる障壁画、『松に山鳥図襖』東東洋作。はみ出してきそうなほどの迫力ある作品です!仙台藩の婚礼調度品や、めでたい布団は豪華絢爛。めでたい鳥の『桐に鳳凰図』。ほっこりする展示は、仙台の土人形『堤人形』の布袋様などなど収蔵品の中から100のめでたい作品が楽しめます♪
仙台の情報誌Kappoさんでは、SNSで人気のbonさんとponさんが博物館の雰囲気に合わせたシックなスタイルで楽しまれたところが掲載されています!
見て、触って、遊べる仙台市博物館!足を運んでみてはいかがでしょうか?
まめいちのお菓子たちも博物館の再開館記念菓子としてKappoさんのWebでご紹介いただきます!お楽しみに♡