今月のテーマ「100年後に残る菓子づくり」
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
花びら餅
1200年前の平安時代の年始の儀式から変化を重ねてきた和菓子。平安時代、宮中で長寿を願う「歯固め」の儀式でかたい餅を嚙んだり、押し鮎を食べる習わしが江戸時代にそれを模して菓子として広まりました。ごぼうは押し鮎に、白味噌あんは京都の白みそのお雑煮に見立ていると言われています。
こんなに雪の降るお正月は久しぶりです。雪を見ていると、その美しさに そしてキンとした空気に 銀白色に浄化されます。その銀白色は花びら餅のお餅のように美しくそして やわらかく感じます。
原材料:大手芒 砂糖 ごぼう 京都石野の白みそ 庄内味噌 新潟白味噌丸しぼり 白玉粉 上新粉 片栗粉
純粋じゅんすい
おせちの具材の黒豆は「まめに心を配って生活する」や「まめに働けますように」と願いが込められています。
まめまめしく働き、夢に向かって未知なるものに純粋に突き進む黒豆の黒は「宇宙の無限の黒」「可能性は無限の黒」「無限の宇宙」を身体に取り込む。そしてただ「純粋に美味しい黒」。
原材料:黒豆 北海道小豆 砂糖 黒糖 柚子 こんにちは料理酒 寒天 清酒
未来への実
例えばです。例えば100年後「今ではすっかり万能薬 となった和菓子ですが、100年前はお茶のお供の菓子
として食されていました」などと記されていたら驚きです。
この未来の玉は栄養価抜群の和菓子です。すりごまは疲労回復。きなこはストレス軽減。生姜は抗菌作用からだを芯から温めてくれます 。ミネラル豊富な黒糖シロップはお好みでかけてお召し上がりください。
原材料:大手芒 砂糖 黒胡麻 きなこ 生姜 黒糖 ササニシキ米粉 白玉粉
2021年がスタートいたしました! ということで、まめいちの和菓子ワールドもスタートです ´艸`
お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます☆彡
「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。一年の計画は元旦に立てるべき。という意味です。目標や夢を設定し、行動することで、より未来がくっきりとしてくるというものです ね♪
例えば、「今年は、健康のための美味しいごはんを食べるゾ!」と目標を設定した場合、材料の買い方や作り方、外食をする際もより吟味していくようになり、そのための行動へとワクワクします。
人は目標 や夢を設定する事によって、その先の未来が変わるという、とても不思議な生き物です。かと言って、設定した目標や夢にがんじがらめになる必要はなく、そこから派生(一つの物から新しい物が生まれること)して現れる未来があるのです。目標を立てたら行動して、あとはワクワクするというのがどうやらいいようです。
ではでは、まめいちさんの今年の目標は何なのでしょう?
まめいち「はい。お客様の笑顔のために美味しい和菓子を作ります!」
それは生涯の目標でしょう!今年のですよ今年の目標!
まめいち「え?今年の 目標 んーと、えーと」
え!決まってないんですか゚д゚ ))!何かないですか!何か!
まめいち「んー でも一つ、 なんで私はこんなにがむしゃらなのだろう?ということで 、人からよくマグロみたいだと言われるのですが、そのがむしゃらな訳を自分の心の内にじっくり聴いてみましたら、 100年後にまめいちの菓子は歴史の中に残っているのかな… 100年後に残したいからがむしゃらなのかな… 」
ということで決まりました!
まめいちの今年の目標
『100年後に刻まれている菓子づくり!』
100年後というと2121年という事ですが、わたしたちの生活はどのようになっているのでしょうか。宇宙旅行は普通になっているかな?「明日は宇宙遠足なのでおやつはひとり500円までですよ」とか!竜宮城みたいに海の中に家があったりするかな?「海の中のチコちゃん家に回覧板届けてくるね」とか!お菓子事情もどうなっているのかしら?
100後ということは、100年前ということもあるわけで…。
今から100年前1921年の人たちというと、大正10年。大正時代の菓子って、どんな感じだったのかしら…。大正時代は服装が洋風化するだけでなく、食文化も洋風化へと進みます。 開国によって明治時代にたくさんの洋菓子が日本に入ってきました。
大正時代になると、ビスケットやウエハースは一般庶民にも親しまれていたそうです。チョコレートは明治時代にすでに販売されていましたが、カカオ豆からチョコレートが製造できるようになったのは大正時代に入ってから。ポケットサイズの紙箱に入ったキャラメル が 大流行したの も 大正時代。当時の高級品はアイスクリーム フルーツポンチも流行ったそうです。
こ のようなハイカラなお菓子が食べれたのは、 都会の 富裕層のお坊ちゃまお嬢さま。 一般庶民のおやつに、なかなかキャラメルなどは簡単に買えるものではなく、 地方の子ども達は 蒸したじゃが芋、桑の実 、柿や梨などなど。 下町の子どもたちは 、 あんこ玉やハッカ、ラムネをたのしんでいたそうで 。。 。
とにもかくにも大正時代に西洋文化が広まっことで、和菓子・洋菓子と区別されるようになった! という事な
んですね! なるほ ど!
大正時代の文豪といえば! 芥川龍之介 「蜘蛛の糸」「羅城門」 有名ですね。芥川龍之介が好きだった甘いものは『しるこ』。おしるこが大好きすぎてエッセイまで書いているとか。
夏目漱石も大の甘いもの好き「吾輩は猫である」に銀座の老舗空也の名物『空也餅』がたびたびでてきます。
お!お!お!おーーーーー!
ここにヒントが隠されていませぬか!
『100年後に刻まれてい る菓子づくり』
残す!刻む!伝える!伝わる!
今年産まれた 赤ちゃんが100歳になった時が100年後なので、もしやそんなに難しいことではない
やもしれませんぞ。