WhitedDay 2020 ~大切なあなたへのおくりもの~
大切なあなたへの願いは、いつまでも健康に笑顔でいてほしい♪
今月のテーマは「免疫力」
平安~鎌倉時代を生きた明菴栄西(みょうあんえいさい)は、廃れていた喫茶習慣の大切さを日本に再び伝えました。著書『喫茶養生記』には、五臓の和合(バランスの良い食事は人を強くしてくれる)とあります。酸味・辛味・甘味・鹹味(塩味)は食事で取るのはたやすいが「苦味」はなかなか難しい。でも、苦味こそが心臓を強くしてくれるので、苦味=お茶を取る事がとても大事であるといっています。心身が不快な時は、必ず茶を喫するがよいとあります。
「大いなる哉(かな)心(しん)や」心は広大無辺な宇宙と同じ広さ深さを持っている。バランスの良い食事と自分の心は天をも超えて果てしないと信じて、心も体も健康になりましょう!
※日本昔話「まめいち三枚のお札」はこのページの最後にございます。よろしければご一読ください。
阿伽陀のしずく
阿伽陀とは「あらゆる病気を治す薬」という梵語です。阿伽陀は目には見えないけれど、いつも身体を満たしてくれています。そう。 あなたが笑顔になることで。
お茶玉寒天入りこなし製です。
原材料:大手芒 砂糖 一保堂お煎茶 小麦粉 上用粉 銀箔
桜の優しさに心ふわり 桜餅
桜餅の桜の葉の香りには、抗菌作用・咳止め・リラックス効果があるそうです。おいしくいただいて心もおだやか♪
北海道小豆のこし餡を道明寺のお餅で包みました。
原材料:北海道小豆 砂糖 道明寺 桜の葉
菜の花餅
『まめいちの三枚のお札』の中で和尚さんが菜の花をお餅に包んで食べた(´~` モグモグ それはそれは美味しいお餅。菜の花の苦味は免疫力を高めたり、風邪予防にもなる春のお野菜です。きのこも免疫力を高めてくれる!ということは、この餅は最強なり!
菜の花、えのき、こし餡を白玉粉のお餅で包みました。
原材料:北海道小豆 砂糖 白玉粉 菜の花 えのき
夢清美 ゆめせいび
清らかで美しい自然の夢は「未来は希望に満ちている」という暗示。夢を見る、眠る ということは、免疫力を上げるためにとても大切です。寝る前に柑橘類などのビタミンcを補給すると吸収力が上がり、目覚めた朝は清らかで美しい。
清見オレンジの琥珀寒天です。
原材料:清見オレンジ 砂糖 白餡 寒天 水飴
日本昔話『まめいちの三枚のお札』
むかしむかし 免疫山という山に寺があり 和尚さんと まめいちという小僧がすんでいた。
和尚:「まめいちや、まめいちや、明日は檀家の衆がやってくるでな裏山に行って菜の花をとってきてくれんか?おひたしにするでな」
まめいち:「和尚さん!裏山ですかーいやだー!和尚さん何にも知らないからそんなこと言うんですよー!裏山にはやまんばがいるんですよ!やまんばにオイラが食われちまったらどーするんですー!」
和尚:「お前がそう言うだろうと思ってな、ここに三枚のお札を用意してきた。もし、やまんばが出てもこのお札に頼めばお前を守ってくれる。安心して行ってくるんじゃ」
というわけで、まめいちはしぶしぶ出かけた。
まめいち:「んもー和尚さんったら こんな紙切れでやまんばが退治できるんなら苦労しないよー!<(`^´)>!」
菜の花畑に着いて摘み始めたらけっこう楽しくなってきてどんどん摘んだ。そうこうしているうちに菜の花摘みもあきてきた。。。すると。。。辺りの様子がおかしい
まめいち:「どうして急に暗くなっちゃうの…じょ冗談じゃないよ こんな山の中で夜になっちゃって やまんばでもでたらどーしたらいいの( ;∀;)でっでたーー!!!」
おばあさん:「おや こんな夜中に小僧さんどうなさった」
まめいち:「どどどうって菜の花摘んでたら 急に暗くなっちゃって…」
おばあさん:「山ではよくあることじゃ こんなところにいて やまんばにでもみつかったらとって食われちまうぞ」
明日の朝に道案内してくれるというので、その晩はおばあさんのところに泊めてもらうことになった
まめいちが寝入ってどのくらいの時がたったか…
シューシュッ シューシュッ
まめいち:「何の音だろう~???」
板戸を少し開けてのぞいてみると おばあさんは大きな包丁を研いでいた
おばあさん:「ほぉ~よう研げた♡久しぶりに旨そうな小僧が食えるわ~い♡」
まめいち:「タタタタタイヘンダーヤヤヤヤヤマンバダー」
何とか逃げ出さなければと思ったまめいちは
まめいち:「おばあさん おばあさん おいら かわやさ行きてー」
やまんば:「そんなのがまんして早くねるんじゃ!」
まめいち:「がまんできねーかわやさ行かねーと早くねむれねーよー」
まめいちがあんまりにも騒ぐもんだから やまんばは仕方なく まめいちの腰に縄をつけて外へ出した
やまんば:「逃げたらしょうちしねーよー!」
まめいち:「和尚さんのくれたお札に頼んでみるか(ToT)お札さんお札さんオイラの代わりにかわやで返事してください」
といって かわやの柱にお札をくくりつけた
やまんば:「これ!まだか!!」
お札:「マダマダモウチョット」
やまんば:「小僧まだかー!えいっいい加減にしろ!」
縄を強く引っ張るとかわやの柱が飛んできた
やまんば:「小僧!逃げたなー!まてー!小僧―――――」
やまんばが追いついてきたのでもう一枚お札をやまんばに投げつけると お札は大きなきのこの山になった
やまんば:「こんな山なんだ!」
と言って かきあがって 越しはじめた
まめいち:「お札さんお札さん最後のお札だ何でもいいから助けておくれーー」
お札はお茶の大川になった やまんばが流されていったので その間に無我夢中で逃げた
まめいち:「たーすけてーおお和尚さーん」
和尚:「何を 騒いで おる。菜の花は どうしたんじゃ」
まめいち:「菜の花どころじゃないよ!やまんばがここへ来るんだよー!早く隠れないと食べられちゃうよ!」
和尚:「まったく 慌ただしいヤツじゃ せっかく餅を焼いて食わしてやろうと 思っていたのに」
やまんば到着!!!
やまんば:「和尚!小僧を出せ!」
和尚:「小僧を渡せと言われても困ったの あんなどうしようもないヤツでも 食われてしまうと寺が不十するでな じゃ!こうしよう ワシと術くらべをせんか?そんでワシが負けたら小僧を渡すが どうじゃ?」
やまんば:「おもしろい どんな術くらべじゃ?」
和尚:「そうだな お前 大入道になれるか?」
やまんば:「そんなのたやすいことだ」
やまんばはでっかいでっかい大入道になった
和尚:「ほうほうたいしたもんじゃ~では次は小さい菜の花になってワシの手のひらにのれるか?これはできんじゃろう~」
やまんば:「こんなもんでどうじゃ!次は和尚の術を見せろ!」
和尚:「んーワシの術か。そうじゃの。 この餅にこの菜の花を巻いて食べる術じゃ」(´~`)モグモグ
和尚さんは焼いていたお餅に菜の花になったやまんばを巻いて食べてしまった 隠れていたまめいちはそろ~っとでてきて
まめいち:「和尚さん やまんばはどうした~」
和尚:「やまんばか やまんばは お前の中におった弱虫じゃ 食ってしまったからもう大丈夫じゃ」
おしまい
小僧のまめいちはこわいこわいと思っていたことで、自分の中にいるこわいと言う やまんば を見てしまったんですね。
【大いなる哉(かな)心(しん)や】
栄西は、心は広大無辺な宇宙と同じ広さ深さを持っている。心は天をも超えて果てしないと言っています。バランスの良い食事と自分の心は天をも超えて果てしないと信じて、心も体も健康になりましょう!