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2024-06-11

ひと月の和菓子 【2024 水無月】

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あなたは6月の和菓子を食べる行事をいくつ知っていますか?

 

 

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~二十四節気和菓子~ 芒種

 

6月6日から6月20日頃を芒種と呼びます。芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)といいます。苗を植える手は美しく、何か希望に満ちています。あなたは何を植えますか?私は勇気という苗を植えようと思います。何かを植える手の形を表現してみました。

松の実、クコの実、ひまわりの種、かぼちゃの種、ブルーベリーを練り込んだこし餡入りのこなし製です。

原材料:大手芒 砂糖 小豆 松の実 クコの実 ひまわりの種 かぼちゃの種 ブルーベリー ササニシキ 米粉 羽二重粉  バタフライピー オブラートパウダー タイム(花言葉:勇気)

 

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~和菓子の日の行事菓子~ 元気餅

 

和菓子の日の行事菓子がないのなら作りましょう!ということで、まめいちが考案しました。平安時代、16個の餅や菓子をお供えするところからはじまった行事。江戸時代は「1」+「6」で7つの菓子、七嘉祥に姿を変えました。令和の時代は、7つの食材を1つの菓子に込めまして、現代人に合うように栄養たっぷり調整いたしました。

腸の調子を整える味噌、疲労回復のクエン酸の梅干し、食物繊維やタンパク質ビタミン、鉄分と栄養バランスの優れた小豆、粘膜の健康維持のためのβ-カロテン豊富な大葉、良質な脂質と旨みが濃厚な金ごま、ビタミン・ミネラル・アミノ酸豊富なかつお節と免疫力強化の青のりをまぶしました。

「一個食べれば 元気になる 元気餅!」

原材料:大手芒 砂糖 大納言かのこ豆 道明寺 仙台みそ 大葉 かつお節 梅 金ごま 青のり

 

 

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~大阪発祥 和菓子の日の行事菓子~ 笑わず餅

 

1997年にすでに和菓子の日の行事菓子が存在していた!大阪府生菓子青年クラブより誕生し、現在も大阪難波神社にて献菓式も行われ盛り上がっています!大阪の絹屋さんのzoomの和菓子教室に参加して、まめいちもこの『笑わず餅』作りに挑戦してみました。

16種類の自然素材を焼酎漬けにしたエキスと黒糖を練り込んだぷりぷりの蓮粉のお餅です

「笑わず餅 食うて美味しくて 笑わせ餅」

原材料:蓮粉 黒糖 砂糖 小豆 寒天 自然素材(ハトムギ みかんの皮 チョウジの花 山芋 クコの実 クコの葉 棗の果皮 カンゾウ 菊花 紅花 ビワの葉  サンザシの果実 蓮の葉 プーアル茶 蓬 あずき) 

 

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~6月30日夏越の祓 行事菓子~ 水無月

 

一年のちょうど半分にあたるこの日 。半年生きてきて犯してきた罪や穢れを祓い、年末大晦日までまた元気に明るく過ごせるように身を清める行事です。日本神話のスサノオノミコトに由来する風習で、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪をくぐる、茅の輪くぐりが執り行われます。

その行事菓子が「水無月」三角の形は氷に見立て、小豆には邪気を祓うという意味が込められています。

原材料:小麦粉 砂糖 小豆 上用粉 浮き粉

 

 

6月16日は和菓子の日

 

『和菓子の日』とは全国和菓子協会によって昭和54年に制定された和菓子を食べる日です。元をたどると平安時代までさかのぼります。平安時代848年仁明天皇の時代。夏のこと、疫病が蔓延してしまい何とかしなければと、ご神託を受け「16」という数字を賜りました。そこで6月16日に神前に、餅や菓子を16個供え、疫病を除け健康招福を祈誓し、その時元号を「承和」から「嘉祥(かしょう:めでたいしるしという意味)」と改元しました。するとぴったりと疫病が納まりましたので、嘉祥の儀として毎年恒例の祈願祭となりました。

鎌倉時代は、宋の嘉定銭16文で食べ物をそろえ御膳に供える行事がありました。

室町時代武家の間では、楊弓で負けた人が勝った人に嘉定銭16文で食べ物を買ってもてなす風習がありました。

江戸時代は将軍自ら菓子を大名へ下すという儀式的な形で、視覚的にそれぞれの立場を再認識する場として重要な一日となりました。このころになると「1」+「6」=7ということで、七嘉祥として菓子が売られるようになりました。少しずつ形を変えながら和菓子が主役の大切な行事があったわけですが、明治時代になりますと洋菓子の普及もあり徐々に薄れていき次第になくなってしまいました。

なぜなくなってしまったのか!きっと決まった行事菓子がないからではないか!

という結論に至ったまめいちは2年前から6月16日に食べる『元気餅』という菓子を開発し行事菓子として作っています。今年も『元気餅』を作ろうと和菓子の日について調べていましたら、なななんと‼大阪では27年も前から『笑わず餅』という和菓子の日の行事菓子があるという事実を知りました。

このお菓子を食べたいと思い、菓心庵絹屋さんに問い合わせたところ、和菓子の日が近くならないと作らないということでがっかりしていましたら、「笑わず餅の講習会があってZOOMで参加もできますよ」と教えていただき、参加することにしました。

蓮粉のぷりんぷりんの食感、波照間産の風味豊かな黒糖に自然素材(ハトムギ、みかんの皮、チョウジの花、山芋、クコの実、クコの葉、棗の果皮、カンゾウ、菊花、紅花、ビワの葉、サンザシの果実、蓮の葉、プーアル茶、蓬、あずき)を芋焼酎に漬けたエキスを加えて栄養と華やかな香りが広がります。まめいちも笑わず餅作りに挑戦いたしました!美味しくできましたので、福が逃げないように笑わずにお召し上がりください♪

 

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