今月のテーマ
春 primavera
Primavera ボッティチェリの絵画 『春』 は 『愛』がテーマといわれています。ヴィーナスのもたらす 広い意味での『愛』を今一度思い 祈ります。
こういう時代だからこそ菓子には希望を込めたい 。そう思うのです。
桜もち
北海道小豆のさらりとしたこし餡入りの道明寺製です。大島桜の葉の塩漬けをくるりと巻いております。 まめいちの桜餅は白い道明寺のお餅です。それは、大島桜がなんとも愛らしい 白い桜の花を咲かせるからです。
原材料:北海道小豆 砂糖 道明寺 大島桜の葉の塩漬け
芽生え―クローリス―
ヴィヴァルディ マンドリン協奏曲を BGM に。春の暖かい空気に包まれこころがとけゆく喜び。 大地も生き物たちも植物たちも踊りだします。二十四節気「啓蟄」土の中で冬を過ごしていた虫 たちが姿を現しはじめるころ、心の中に自分自身もまだ気が付いていない何かが 芽生えているかもしれません。
原材料:大手芒 砂糖 きなこ 金胡麻 岩塩 ササニシキ米粉 羽二重粉 オブラートパウダー スプラウトブロッコリー
春の息吹
厳しい寒さを乗り越えた山の恵み。山菜にはぎっしりと栄養が蓄えられています。この恵みをいただくことで体にもこころにも栄養が行き渡り気が良くなり元気になります。
うるいにはビタミンcがたっぷり含まれており、免疫力を高める役割をしてくれます。ビタミン k も豊富に含まれておりますので 、骨の健康のために積極的に取りたい食材です。冬眠から目覚めるパワーを大地から。
感謝
原材料:グレープフルーツ 大手芒 砂糖 うるい 寒天
春花 ―フローラ―
ボッティチェリの作品『春』に登場する 花の女神フローラ。 春の風が吹いて大地が暖かくなり草が芽吹き、花がほころぶ、 笑顔もほころぶ 。新生活をスタートする春です。たくさんの経験やわくわくを味わいで表現してみました。
クランベリー、ピスタチオ、アーモンド、レーズン入りの カッサータ風クリームチーズを白あんで包み羊羹をかけました。
原材料:大手芒 砂糖 クリームチーズ クランベリー ピスタチ オ アーモンド ヘーゼルナッツ レモン 寒天/金箔
作・佐藤里恵
今月のおはなし
3 月 1 日生まれ サンドロ・ボッティチェリ は、 ルネサンス期のイタリア・フィレンツェ生まれの画家です。
今流行りの【バースデーカラー】占いをしてみたいと思います!
おや!3 月 1 日は【一斤染・いっこんぞめ】とでました!
特徴は、人を活気づけてくれる元気もの。
色言葉は、責任感・気くばり・優しさ。
ところで一斤染ってどんな色かしら… 紅花一斤で絹一疋を染めた淡い紅色。とっても素敵な春色 です。
ボッティチェリの性格と照らし合わせてみましたら、バースデーカラー占いあたってます。ボッティチェリは冗談を言ったり、ちょっといたずらしたり、コミュニケ ーションを大事にする方だったようです。
気になる方は、バースデーカラーで検索するとご自分の色を占えますよ!
ボッティチェリの作品の『春』は ずっと見ていると、絵から五感を感じます。優しい光、 やわらかい風、草花の香り、柑橘系の果物のような甘い味、小鳥の声やおしゃべり声… そして第六感ではヴィーナスの慈愛に満ちた微笑みに癒される気持ちを感じ、まるで自分が 絵の中にいるような感覚をおぼえてしまいます。
不思議なんですが、ボッティチェリの『春』を見ていると私の中の BGM は ヴィヴァルディの『春』。
アントニオ・ヴィヴァルディはイタリア・ヴェネツィア生まれ。バロック音楽の著名な作曲家 そうそう。ヴィヴァルディのお誕生日は 3 月 4 日。
バースデーカラーは【ポピーレッド】
特徴:平均的では満足しない人。色言葉は、主役・高尚・敏感。
ヴィヴァルディは、「作曲家 として成功したい!」や、「オペラでも成功したい!」という風に、常に上を目指すタイプだっ たようなので、平均的では満足しないというところ納得です。
ボッティチェリもヴィヴァルディも 3 月生まれだなんて、これまた不思議です! 春を表現するために生まれてきたのかしら…なんて ぐるぐる想像してしまいます。
ヴィヴァルディの曲を BGM に、そろそろおやつの時間にしませんか。