まめいちの昔話『出雲会議part II』
神無月。神様が皆、出雲大社に会議のため出かけてしまうので神様がいない月ということで「神無月」。 出雲大社へ行けばたくさんの神様で大賑わいなので出雲の国では「神有月」というそうで… そんなに神様たくさん集まって何の会議をしているのでしょうね。
会議の内容は主に縁結び。今日はどこの息子とどこの娘をどうやって結びましょうかと会議をしています。本日の議題は…
※まめいちの昔話はページの最後にございます。
山粧う
紅葉で美しく着飾った秋の山 あまから山 。今年も色づきたくさんの実り。まめいち和尚もにっこり笑顔。
原材料:かぼちゃ 砂糖 小豆 さつま芋 栗 大手 芒 糸こんにゃく かぼちゃの種 クコの実 小麦粉 醬油 蜂蜜 ササニシキ米粉 羽二 重粉 シナモン 塩 日本酒
温泉玉
一口食べればポカポカとあたたかくなり 元気になる温泉玉。 今年もまめいち和尚 心こめこめ 作りました。お茶碗に、温泉玉を入れて、ほうじ茶をかけ ほうじ茶をすすりながら、ゆっくりとお召し上がりください。
原材料:米飴 甜菜糖 生姜 寒天
飛龍上運
ひとりひとりの心の中に 龍が住んでいるといいます。その龍の大好物は、「のぞみ」という実、希望です。 自分の中に住んでいる龍は自分しか育てられませんそう。 運気を上げるのは自分自身ということになりますね。
原材料:小豆 砂糖 大手芒 ササニシキ米粉 羽二重粉 ローズヒップ ハイビスカス 寒天 /金箔
栗しぼり
熊本県産の栗100%の栗餡に米飴のやさしいコクを練り込み、きゅっと絞った贅沢な秋の実りです。
原材料:熊本県産栗 砂糖 米飴
まめいちの昔話『出雲会議part II』
昔々あるところに、栗之介という働き者で力持ち気持の優しい青年が山の動物たちと仲良く暮らしていました。
毎年 栗之介は 本格的な冬がやってくる前に、あまから山のまめいち寺の和尚さんの作る『温泉玉』をいただきに出かけます。『温泉玉』は一口 食べればポカポカとあたたかくなり元気になるので、仲間たちがこの冬も元気に過ごせるようにと、あまから山に向かいます。
栗之介:「今日は秋晴れ気持ちが良いなぁ~おぉ!!でもちょっと風が強いな!和尚さんへのお土産の栗が飛ばされないようにしない とな!」
ところ変わって、お芋の国のお芋御殿には、はるか姫というお芋のお姫様が暮らしていました。 お芋の国では毎年お芋の種類ごとに豊作祭が行われており、今日はしっとりホクホク紅はるかのお祭りです。
ご近所のお友達あずま姫にお祭りのお芋をお届けにはるか姫お出かけです。
はるか姫:「父上、母上、あずま姫のところへ行って参ります~」
ご近所のあずま姫のお芋御殿は川べりを少し歩きます。ちょうど川べりを歩いているその時!
ビユーーーーーーーーーーーと
もの凄い風が吹いてきてお土産のお芋が飛ばされてしまいました。
はるか姫:「どうしよう!お芋がどこかへ飛ばされてしまったわ(;O;)」
するとそこへ「おや?」と現れましたのは、あまから山に住む龍でございます。
あまから龍:「どうなさいました?」
はるか姫:「今、もの凄い風が吹いてきて、お土産のお芋がどこかに飛んで行ってしまったのです(;O;)」
あまから龍:「それはそれは大変申し訳ございません。わたしの巻き起こした風のせいでございます。今日はお天気が良くて、あまり にも気持ちがよくて空を泳ぎまわっておりました。
お詫びに、わたしの住むあまから山のまめいち寺の和尚さんのところまでご案 内いたします。温泉玉がもらえます!和尚さんの作られる温泉玉は一口食べればポカポカとあたたかくなり元気になりま す。どうぞわたしの額にお乗りください!」
お言葉に甘えて、額の上にちょこんと座ると、「わたしの角につかまってくださいね。」というや否や
ビユーーーーーーーーーーーと、
もの凄い勢いであまから山を目指します。 あっという間にあまから山に到着したはるか姫。目の前にはまめいち寺。
あまから龍:「ここで待っていますので。」
と言うので お寺の中へ入ります。すると、たすき掛けをしたまめいち寺の和尚さんが出てこられました。
まめいち和尚:「よくおいでになったおいでになった。温泉玉かな?もう一人そろそろ到着されますので、ちょっとお待ちくだ さいね。」
……間もなくすると、
まめいち和尚:「あぁ!おいでになったおいでになった!」
すると、ひとりの青年が栗をもってやってきました。
栗之介です!
はるか姫は、一目で心奪われ、心はもうお花畑♪
まめいち和尚のありがたいお話をきいて温泉玉をいただき、すっかり意気投合した栗之介とはるか姫はあれこれお話をしなが ら、龍の待つお寺の入口へ向かいます。
龍の額にのったら帰らねばなりません。さみしい気持ちでいっぱいになったはるか姫に栗之介は言います。
栗之介:「来年もここでまた逢いましょう!」
はるか姫:「はい!かならず!」
あまから龍:「承知いたしましたよ。お姫様をお連れしますね。」
はるか姫、気がつくと、そこはいつもの見慣れたお芋御殿。そして、布団の中。父上も母上も心配そうに、はるか姫の顔をのぞい ています。目を覚ましたはるか姫に父上母上大喜びです。どういうことか話を聞くと
父上:「川べりで倒れている姫を、助けてくださった方がおってな。城まで連れてきてくださってぇホントにありがたいことじゃ。 そうじゃそうじゃ!その方がの、お姫様が目をさまされたら、これを食べさせてあげてくださいと。温泉玉っていうそうじゃ」
温泉玉を一口食べればポカポカとあたたかくなり、はるか姫は元気になりました。 はるか姫は父上に、この温泉玉をくださった方はどういう方だったかたずねましたが、その方は何にも語らずお姫様が助かればそれ でいいのでと去ったそうです。
父上:「あぁそうじゃそうじゃ。そのお方、栗の柄の手ぬぐいで顔をふいておったな。そのぐらいしかわからないの…すまんの…」
はるか姫にとっては、栗の柄の手ぬぐい。 それだけで十分でした。 またいつか必ず逢えるという希望を胸に、はるか姫はすっかり笑顔になりました。とさ。
おしまい