今月のテーマは「松川だるま」。伊達家ゆかりの仙台のだるまさんです。
普通のだるまと違い正面は群青色で、海や空を表しています。両目を入れるのも特徴で、政宗公の「物を作る時は両目を入れるように」との言い伝えを今に守り続けています。大きな目で四方八方を見渡し子どもの健やかな成長を願い、行き交う人々の道中の無事を見守ります。
南三陸の海から
松川だるま に使われる糊は「角又つのまた」という海草を煮詰めたものです。南三陸の海から七福神が宝を沢山運んで来てくださるとの思いを込めて。気仙沼の青海苔を使った磯の香りの羊羹です。
原材料:大手芒 砂糖 気仙沼青海苔 かつお節 寒天 水飴
仙台守
松川だるまにたっぷりと込められた『福』 。 お顔の周りの「ぽてぽて」は長寿を祈り海老熨斗を表した水色の玉模様。頭には政宗公好みの金色。脇の梅には「寿」がアレンジされています 。りんごとくるみ 入り 餡 のこなし製です。
原材料: 大手芒 砂糖 りんご くるみ 小豆 小麦粉 上用粉 金箔
ちゃぷちゃぷちゃっちゃ
松川だるまは仙台の柳生和紙を 一枚一枚手張りします。 この和紙は政宗公が紙漉きを奨励したの が始まりで、薄くて丈夫な紙質です。 甘辛くあげたさつま芋としめじを つぶ 餡 にのせ「柳生和紙」をイメージしてライスペーパーで 巻きました。
原材料: さつま芋 北海道小豆 しめじ 砂糖 醬油 金胡麻 タピオカ澱粉 米粉 塩 水飴
伝統の和紙作りを守る方、その和紙で伝統のだるま作りを守る方がいらっしゃる。そのだるまさんを手にすることができるありがたさを感じずにはいられません。