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2026-03-06

ひと月の和菓子【2026弥生】

 

2026yayoi

わたしたちはこれからどんな春を見つけることができるでしょう

 

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春の光

土に宿る、春の兆し。まだ地中にあるぬくもり。見えないところで芽吹こうとする命。やさしく、静かに始まる春。

しっとりとしたつぶ餡入りの蓬羊羹です。

原材料:大手芒 蓬 砂糖 北海道小豆 水あめ 寒天 / 金箔

 

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咲耶のしらべ

桜色に舞う澄んだ気配。名を持つ前の、花の女神の静けさ。ひそやかな鼓動を映した一菓。

日本酒と甘酒と桜の花の道明寺羹です。

原材料:日本酒 砂糖 甘酒 大手芒 道明寺 桜の花 柚子 レモン 水飴 /銀箔

 

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てふてふ

光あふるる野に舞う小さな蝶。それは出逢いの前の木花咲耶姫の心。清らかで、まっさらな春の象徴。

レモンとオレンジピール入りのこなし製です。

原材料:大手芒 砂糖 レモンピール オレンジピール クチナシ ビーツ ほうれん草  バタフライピー ササニシキ米粉 羽二重粉 片栗粉 / 金箔

 

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桜餅

まだ咲ききらない花は、優しく葉に包まれその時を待っている。やわらかくとけるような道明寺のお餅は、春からの贈り物。今年もこの季節の訪れに感謝して。

原材料:北海道小豆 砂糖 道明寺 桜の葉

 

 

心ほどける春の菓子

あたたかな風に、心がふっとほどけるころ。桜の木に目をやると、蕾が少しずつふくらみ、その小さな変化に不思議と嬉しさが込み上げてきます。足もとにはやわらかな光がさし、土の匂いとともに、春がゆっくり近づいてきます。まだ花は咲いていないけれど、確かにそこにあるあたたかさ。

春風に誘われて、神話の世界より木花咲耶姫 が桜の花とともにそっと舞い降りてくる。まだ誰にも出逢わぬころの、清らかで静かなひととき。光はやわらかく、土はぬくもりを宿し、花はひらく前の姿で息づいています。やがて訪れる物語も、出逢いも、まだ遠い未来のこと。今はただ、春のはじまりのやさしい時間が流れています。

その春の気配を、四つの菓子に映しました。ひとくち召し上がるたび、心がやわらぎ、笑顔が生まれますように。

どうぞ、ほどける心のまま、ゆっくりと春を感じていただけたら嬉しいです。

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