だんだんと日が短くなっていき、冬本番を感じる今日この頃ですね。
兆し
『夕焼けは晴れ』ということわざがあります。美しい赤い夕空は「明日は晴れだよ」という兆しを教えてくれているのだそうです。何事にも兆しというのがあるそうで、気付けるかどうかが肝なのだと知りました。どんな小さなことでもキャッチしていけるようになりたいなという思いを込めて。。。赤はエネルギーの象徴。忙しい年末をパワフルに過ごせますように願いを込めて、ビーツで真っ赤に染めました。
北海道大納言のつぶあんに、運盛りの金柑(きんかん)入りのつぶあんのこなし製です。
※『夕焼けは晴れ』次の日が晴れの事が多いということで、場合によっては雨になってしまうこともありますので天気予報のチェックは必要です!
原材料 大手芒 砂糖 北海道大納言 金柑 ビーツ 片栗粉/金箔銀箔
雪ん子餅
雪やこんこん あられやこんこん 降ってくる雪を顔を上げて見ていると、たのしそうにうれしそうに降っている、雪の日に現れる雪の妖精をイメージしてお作りしました。
白練りごま入り白あんの道明寺にライスパフと氷餅をまぶしました。
原材料 大手芒 砂糖 道明寺 白練りごま 藻塩 ライスパフ 氷餅
凩 こがらし
二十四節気七十二候 小雪 第五十九候
「朔風払葉 さくふうはをはらう」
コガラシとは、冬の到来を告げる強い北風。北風小僧の寒太郎。いろんなものを巻き上げて吹き飛ばして、それはそれは容赦なし。でもその後、小春日和と言って束の間の暖かさがやってきて、ちょっとほっとします。凩→小春日和→凩→小春日和と繰り返され冬本番を向えます。冬でござんすヒュルルルルルルン。寒うござんすも、そんなに悪いもんでもないでござんすよ。
柚子錦玉羹と波照間産黒糖の羊羹です。
原材料:北海道小豆 砂糖 波照間産黒糖 柚子 寒天
雪中松柏 せっちゅうしょうはく
冬の厳しい寒さの中でも緑を保つ松や柏のように、困難や苦難にあっても節操を曲げず、志を貫く優れた人のたとえ。まめいちもかくありたい。志はひとつ!和菓子で笑顔になっていただきたい♡今年最後の一菓まで、魂こめてお作りします。
運盛り南瓜(なんきん)かぼちゃ餡入りの抹茶羊羹です。
原材料:大手芒 砂糖 一保堂抹茶 かぼちゃ(なんきん) 丹波つくね芋 寒天
今月のテーマは一陽来復
2025年今年の冬至は12月22日の月曜日です。一年で一番、昼の時間が短くなる日です。昔の人は、日が短くなってくる冬至に向けて、運気が下がって行き、冬至を境に日が長くなって行くので運気が上がってくる。
『一陽来復』。この区切りの日をとても大切にしてきました。
上がっていく運気に上手く乗れるように、「運」のつく食べ物をたくさん食べて「運」を身体に取り込もうという「冬至の七運」と呼ばれる風習があります。これは冬至の日に、「ん」がふたつついている食べ物を7つ食べると良いという風習で、南瓜(なんきん)蓮根(れんこん)人参(にんじん)銀杏(ぎんなん)寒天(かんてん)饂飩(うんどん)
金柑(きんかん)などをたくさん食べることで運気が2倍アップする運盛りという縁起担ぎです。
これらの栄養豊富な食材をたくさん食べることによって、風邪の予防になるのだから、風習というのは先人の知恵なのだなぁと感心するのであります。
「冬至かぼちゃ」というのがありますが、え!!北海道・東北地方限定なんだ!!とビックリ\(◎o◎)/!
今まで全国で食べられるいるんだと思ってましたー(゚Д゚;)!!
「冬至かぼちゃ」とは、かぼちゃの栄養と小豆で邪気を祓い、風邪予防と無病息災を願う料理です。いとこ煮とも言われますが、硬い材料から順に煮ていく様子を「おいおい」と煮ることに例えられ、いとこ煮と言われるようになったとか。。。
そうそう、冬至の日に忘れてはいけないのが、「柚子湯」に入ることです。香り高い柚子の香りが体中のすみずみまで、邪気や穢れを祓ってくれます。日頃シャワーですませているという方も多いとは思いますが、この日だけは是非、湯船にお湯をためて、柚子を2,3個浮かせて、ゆっくり浸かってほしいですね。
幸運に向かう『一陽来復』冬至をさす言葉ですが、陰が極まって陽に変わる。悪いことばかり続いて極まったら、あとは幸せ幸運がやってくるばかりということですが、悪いということが悪いばかりではなく、悪い中に『兆し』があり『兆し』をみつけて信じて突き進み、良かった探しをしているうちに、たのしい未来に向かっている。
いろんなことはあるけれど、あきらめないで、できることを力いっぱい、笑顔いっぱい面白がっているうちに
いつのまにやらたのしい未来に到着です!
2025年どんないいことありましたか?良かったこと10個書いてみてくださいヽ(^o^)丿☆彡








