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2021-03-17

ひと月の和菓子【2021弥生】

20210302

今月のテーマ

和菓子のカタチはありがとうのカタチ

「ありがとう」を たっぷり込めた 和菓子たちをお作りいたしました。

 

Spirit

縄文の心のかたち。獺祭の甘酒の琥珀寒天です。中からありがとうの言霊がでてきます。

原材料:ノンアルコール甘酒 砂糖 寒天 金箔

 

Laughter

縄文の声・笑い声。

ポンカンジャム寒天を白餡で包みこなしの生地で包みました。

原材料:大手芒 砂糖 ポンカンササニシキ米粉 白玉粉 寒天

 

桜餅

風のO ・ MO ・ CHI

道明寺のお餅で北海道小豆のこし餡を包み大島桜の塩漬けの葉でくるみました。

原材料:北海道小豆 砂糖 道明寺粉 桜の葉 水あめ 藻塩

 

草餅

大地のO ・ MO ・ CHI

蔵王の蓬餅で北海道小豆トヨミのつぶ餡を包みました。

原材料:北海道小豆 砂糖 白玉粉 蓬 国産 きなこ 水あめ 米飴 藻塩

 

 

やってきました! 桜餅、草餅の美味しい季節! !
なぜだ なぜなの なぜかしら?

季節季節で、なんとなく食べたくなって食べている。
(わたくし、まめいちはなぜだか作りたくなって作る)
『O・MO・CHI』そう! お餅ヽ(^o^)丿☆ 彡
現代を生きるわたしたちは、日常的にお餅を食べる事ができますが、昔はお正月や祝い事、桃の節句、端午の節句などの「ハレの日」の特別な食べ物でした。

もっともっと昔には神様にお供えした後、その餅を食べると不思議と力がわき、新しく生命を再生させる霊力があると信じられていました。昔の人々はお餅に神様のパワーをうつし、それを食べることで体内にパワーを取り込んでいたのです。
神様にお供えするお餅で『しとぎ』というものがあり、現在でも神社のお供え物で見ることができます。

とても神聖なものなので不浄火を嫌うとされ、このお餅は生のまま神様に捧げることが良いとされています。『しとぎ』は米に水を浸し柔らかくしたのち、すり潰して粉にし、再び水を加えながらこねるとできます。

まめいち! 『しとぎ』作りに挑戦( ` ・ω ・´)ゞ

 

20210303

 

日本酒の源を辿るとしとぎに辿り着き、和菓子の源を辿ってもしとぎに辿り着く。

ではこのしとぎ、だれがどんなタイミングで作り始めたのか。

きになるーーーーー!

 

まめいち縄文物語
『魔法のことば』 作・まめいち

今から15000年~12000年ほど前、 約1万年間続いた縄文時代 。縄目の模様の縄文土器が使われていたので縄文時代と呼びます。

ある集落の竪穴式住居にマメーシャという女の子が幸せに暮らしていました。朝日がのぼると今日一日のスタートです。朝日を浴びてから大地のパワーを感じ 風の精霊とたわむれ山に向かって

「おはようございまーす( ^)o(^ 」

すると山も

「おはよー」

と 返事をしてくれます。

ゆっくりとたのしい 朝ごはん ♡家族みんなでいただきます 。朝ごはんが終わると、ティティ父 は

「 みんなが元気になるように 、 今日はイノシシを捕ってくる ぞ!」

と張り切って出かけていきました。パパ 母 は木の実や果実、根菜類を取りに行くと言うのでマメーシャもお手伝いします。

それぞれに採取してきたものを持ち寄って調理し、夕食です♪ ティティはお酒 を 飲んで上機嫌です♪そして、 日の入りとともにみんな眠ってしまいます。 夜空は、満天の星空です☆彡

マメーシャは最近、心配していることがあり眠れませんでした。それは、長老の歯がすり減ってしまい食欲がなく元気がないということでした。マメーシャは、明日朝起きたら風の精霊に相談してみようと思い立ち、眠りにつきました。

朝になり、風の精霊がやってくるのを 丘の上で待ちました。「ひょ~ロりららぁ~」あ!風の精霊です。

風の精霊は

「湖の近くで育つ稲を食べさせたらいいロりららぁ~ 7 人の神様が宿るぅららぁ~ 」

マメーシャは風の精霊と 湖まででかけ野生の稲を 探して、 なんとか手に入れました。

「あ! 日が暮れてしまう! 」

急いで集落 へ 帰ります。 夕食の支度をしているパパに、 この稲をどうしたらいいか相談しました。

パパは

「そのままだと固くて長老食べられないわね。水でやわらかくしてすり潰したらどうかしら。」

マメーシャはその通りにしました。
すり潰している時、ティティがやってきて言いました。

「ティティのパパから聞いたことがあるんだが、不思議な言葉があってな、その言葉を唱えながらす
り潰すと その食べ物に神様が宿るそうだ。その言葉は、【ありがとう】だ!やってみるといい 」

マメーシャは沢山沢山【ありがとう】を念じました。

すると、綺麗にしっとりキラリとまあるい団子になりました。マメーシャはこんなに綺麗にできたのは、神様が宿ってくださったからだと感じ、まずは神様に捧げてお礼を言いました。

翌日、長老のところへ持っていき、土器で煮て、とろとろにし飲ませました。するとどうでしょう!長老はみるみる元気になり、マメーシャに

「ありがとう」

と言いました。

マメーシャは思いました。

ありがとうって不思議な言葉ね♪言われると嬉しいし、言うと幸せな気持ちになるわ♪

そうだ!明日の朝、風の精霊さんに伝えよう。

「ありがとう」って・・・。

お し ま い

20210301

 

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